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金城樓

〒920-0911 石川県金沢市橋場町2-23
金城樓
〒920-0911 石川県金沢市橋場町2-23
TEL: 076-221-8188
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口コミ

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4.3 に投稿 獲得票数:5 投稿者: ぽぽぽぽぽ認証済
2019年2月頃に一人で滞在 この口コミに投票する
高級食材を贅沢に使ったお料理を趣向を凝らした盛り付けと美しい器でいただける老舗料亭旅館

前田家別邸跡地に明治23年に創業した老舗の料亭旅館です。宿泊用のお部屋は全6室と少ないのですが、館内には結婚式があげられる宴会場もあり、大きくて立派な旅館でした。

宿泊日の2日前、お宿から予約の確認の電話がありました。宿泊当日、午前中に一度荷物を預けに行くと、こちらから名乗る前に女性スタッフが名前を呼んで対応してくれました。また、夕方チェックインのためお宿に戻ると、下足番の方が玄関の引き戸を開け、名前を呼んで出迎えてくれました。今日、だれが泊まるのか、きちんと情報が共有されているようで、好印象でした。

玄関を入ると正面には金屏風が飾られた空間が広がっており、とても豪華でした。靴を脱いで上がるとすぐにお部屋に案内されたのですが、お部屋までの廊下からは手入れの行き届いた日本庭園が見えたり、季節を感じさせる調度品が置かれていました。建物は2階建てだったのですが、エレベーターがありました。エレベーターを利用するとき、仲居さんは乗らずに1階で見送ってくれた後、2階で到着を待っていてくれました。

お部屋に入り、記帳をしている間に、仲居さんが抹茶とお菓子を持ってきてくれました。お菓子は竹と花の干菓子に鶯の上生菓子と、ちょっとした絵画のようでしたし、緑と白で色も統一されていて、センスの良さを感じました。記帳の用紙には、住所や名前など基本的なこと以外にも、嫌いな食べ物やアレルギーの有無、夕食と朝食の希望時間を書くスペースもありました。食事の時間は特に制限がなく、いつでも構わないといわれたのは驚きました。また、夕食後、布団を敷きにスタッフが部屋に入ることについての確認もありました。

案内されたのは46平米ほどの広さの「花の間」というお部屋で、2月の平日、一人で泊まって、1泊2食付きで81,000円(税、奉仕料込み)でした。通常なら16時のチェックインが14時になるアーリーチェックインのサービスとすぐ隣にある陶芸の美術館、大樋美術館の入場券付きでした。入り口の襖を開けると、水屋を兼ねた2畳ほどの次の間があり、その奥に10畳の和室が広がっていました。ネットの予約サイトでは喫煙可のお部屋とのことだったので匂いが心配だったのですが、匂いは全く感じられず、問題ありませんでした。

お部屋はシンプルですが、床の間が大きく広々としており、高級感がありました。テレビも棚の中に収納されており、無駄なものがなく、よりすっきりとした印象を持ちました。建てられてからそれなりに年月を経ているようですが、メンテナンスがきちんと行き届いており、古さを感じることはなく、清潔感がありました。自然光がたっぷりと入り明るいお部屋だったのですが、窓からは隣の住宅も目に入り、残念ながら眺望はあまりよくありませんでした。

お布団は夕食中にお宿の方が敷いてくれたのですが、スイスのヒュースラー・ネスト社の高級寝具、カウフマン社の羽毛布団、システムピローなどこだわりの製品が使用されており、寝心地はとても良かったです。また、夕食前には1畳ほどの大きさの座卓が置いてあったのが、夕食後には半畳ほどの大きさものに代えられていたのには驚きました。

浴室には窓がなく、ちょっと閉鎖的な感じがしまたが、湯船も洗い場も大きく、充分な広さがありました。浴槽は檜風呂で、浴室にはほんのりとさわやかな香りが立ち込めていました。こちらのお風呂は、お湯の温度のほかに、浴槽に入れるお湯の量も指定でき、とても便利でした。浴槽に多少の黒ずみがありましたが、掃除はきちんとされていて、清潔感がありました。

お部屋に関しては小さなことですが気になる点がいくつかありました。まずはお部屋の鍵が外側から掛けられなかったことです。入り口の襖にはねじ式の鍵がありましたが、掛けられるのは内側からだけでした。旅館内なので、そう心配する必要はないのかもしれませんが、部屋を空けるとき気になりました。それと、空いているコンセントが地袋の中にしかなく、不便に感じました。また、音抜けも気になりました。廊下と部屋の間に次の間もあったのですが、襖の下部が格子状になっていたため、音が抜けていました。宿泊用の部屋数も少なく、お部屋の前を通る人はほとんどいなかったのですが、廊下にいる人の声がはっきりと聞こえた場面がありました。

お部屋には部屋着として浴衣と羽織、足袋がおかれていました。飲み物は急須でいれる緑茶とほうじ茶のほかに、冷蔵庫には、金沢の地ビールや地酒、能登の塩サイダーや金沢の酒蔵の水など、地元のドリンクが入っており、すべて無料でいただけました。

歯ブラシや櫛、剃刀など基本的なアメニティは揃っており、ひとつひとつ旅館の名前が入った上品な色合いの和紙に包まれていました。シャンプーとコンディショナーは「BVLGARI」のもの、化粧水とクレンジングは地元金沢の老舗「福光屋」の高保湿自然派化粧品「ルバンシュ」のもの、石鹸は加賀野菜のパウダーを配合した「まかないこすめ」のものが置いてありました。また、ボディタオルは和紙を編み込んだ「まかないこすめ」の和紙タオルでした。

夕食は、約束した時間になると仲居さんがお部屋まで迎えに来てくれました。案内されたのは、1階にある朱色の壁が印象的なお部屋でした。ひざ掛けにと用意された手ぬぐいは、斜めに折ると袴に見えるようにデザインされていて、面白かったです。

お料理は会席料理でした。お品書きにフルネームで名前が書いてあったのは好印象でした。八寸は2月らしく、節分をテーマにしたもので、桝に見立てた器の中に、鬼の描かれた小皿が入っていました。お多福のお面や柊木の枝も添えられて、縁起もよく、季節を感じさせてくれる一品でした。凌ぎののどぐろの蒸し寿しはとっても脂がのっていましたし、焼き物のきんきの塩焼きは身はふっくらとやわらかいのに皮がパリパリと香ばしく、絶妙な焼き加減でした。水菓子としてふきのとうが練りこまれたプリンも提供されました。抑えた甘さの中にほんのりと苦みが感じられ、さっぱりとしておいしかったです。ほかにも鮑、河豚、真牡蠣、ずわい蟹など高級食材が多用され、とても贅沢な内容でした。さらに使われていた器も素晴らしいものでした。また、食事の途中に若女将が挨拶に来てくれ、金沢らしい漆の小さな入れ物のお土産をくれたのも印象に残りました。

朝食は1階の個室でいただいたのですが、昨晩夕食をいただいたお部屋とはまた別のお部屋でした。用意されたおしぼりを手に取ると、さわやかなアロマオイルの香りが鼻に抜けていきました。テーブルには、沢山のお料理が並び、朝食とは思えない豪華な内容でした。ぶり大根のぶりはとてもやわらかく煮込まれていたし、大根にはしっかりと味がしみていました。お豆腐のお鍋は豆乳のとてもクリーミーな舌触りとやさしい味わいが朝にぴったりの一品でした。ずわい蟹の甲羅を使った茶わん蒸しは蟹味噌が入っており、しっかりと蟹の旨味が感じられました。

今回の滞在は、女将さん、仲居さん、下足番の方などスタッフのサービスに大変満足できましたし、お部屋に置いてある備品やアメニティ、寝具は上質なものが揃えられており、こだわりを感じました。しかし何よりも印象に残ったのはお料理でした。食材の質はもちろん、調理の仕方、盛り付け方などどれも素晴らしかったです。ただ、1泊8万円以上というお値段を考えると、お部屋以外でゆったりできるラウンジのような共用施設がなかったことなど施設に関しては少し物足りなく感じました。

接客対応

名前で対応していただけ好感が持てました。女将さんや仲居さんはとても上品な立ち居振る舞いでしたし、ほかの従業員の方も丁寧でこなれた感じがしました。

清潔感

夕食をいただいたお部屋はこちらの旅館の中でも一番古いお部屋とのことで、年期を感じましたが、きちんと手入れが行き届いていて、清潔感がありました。

客室

シンプルで高級感があり、気持ちのいいお部屋でした。ただ、浴室には窓がなく、少し閉塞感を感じました。

食事

さすが料亭旅館だけあって、お料理は素材、料理法、盛り付け、器とどれをとっても素晴らしかったです。

コスパ

全体的に満足できたのですが、共用施設を考慮するとお値段は少しお高めだったと思います。

立地

駅からは距離がありますが、お宿の目の前がバス停なので、交通の便は悪くないと思います。徒歩圏内に茶屋街や小さな美術館がいくつかありました。

備考・アドバイス

無料のWifiが利用できます。

「不二の間」と「喜久の間」のみ禁煙です。

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