ユーザーIDまたはメールアドレス パスワード
パスワードを忘れた場合はこちら

ホテル・旅館の価格比較・格安予約

星野リゾート 界 津軽

〒038-0211 青森県南津軽郡大鰐町上牡丹森36-1
星野リゾート 界 津軽
〒038-0211 青森県南津軽郡大鰐町上牡丹森36-1
TEL: 0570-073-011
通報する口コミのタイトル
違反内容
違反内容の詳細
宿らん調査員を大募集
10万円 現金ゲット!

口コミ

この口コミは宿らん調査員が投稿しました。 宿らん調査員とは?
3.6 に投稿 獲得票数:13 投稿者: たび金魚認証済
2018年3月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
地元食材を使った創作料理に驚き、津軽の伝統文化に触れる宿

最寄りの大鰐温泉駅からは宿の送迎車を利用しました。予約は不要で、車は電車の到着時刻に合わせて待っています。改札を出ると笑顔のスタッフに迎えられ、送迎車へ案内されました。宿までは5分ほどですが、車内には津軽三味線が流れていました。

宿は高級旅館だった「南津軽錦水」を星野リゾートが再生し、2011年から運営しています。宿に着くと、玄関先には数名のスタッフが待機しており、すぐにロビーのソファへと案内されました。広々とした窓からは水をたたえた池と庭が望め、ホットリンゴジュースをいただきながらチェックインをしました。このとき、食事や帰りの送迎車などの時間を決めるのですが、担当のスタッフはその度ごとに離れたフロントに予約状況の確認に行くため、何度も待たされることになり、オペレーションの悪さを感じました。

平日2名2食付き43,000円(税サ込)+入湯税300円で宿泊しました。予約したのは12畳の和室でしたが、案内されたのは5階にある「津軽こぎんの間」和室12.5畳+次の間6畳でした。アップグレードされたことは告げられませんでしたが、あえて言われないところが粋に感じました。

星野リゾートの中でも界ブランドの宿は「その地域ならではの魅力を伝える温泉旅館」をコンセプトにしています。地域の伝統文化を採り入れた「ご当地部屋」を用意していて、界津軽では弘前周辺に伝わる刺繍模様「津軽こぎん刺し」を採り入れていました。

各客室のドア横には、「こぎん刺し」模様の行燈が灯っています。その独特の意匠は、館内の至る所で目にしました。なかでも客室は、ひと部屋ずつ模様が異なるうえ、ドア横やクローゼットの上の行燈、障子など、部屋ごとに統一された模様が使われています。くわえて、踏込のタペストリーや床の間の掛け軸、テーブルクロスや座布団にも、こぎん模様が採用されていました。

客室は2人には十分な広さで、最上階のため天井が高くのびのびと過ごすことができました。全体的にキレイにリフォームされていますが、畳がへこんできしむ箇所や、板が剥がれかかった屋根の庇など、一部にメンテナンス不足を感じました。窓からは林が見えるだけでそれほどいい眺望ではありませんでした。

アメニティは界オリジナルの風呂敷に包まれていました。その他に界オリジナルの和漢成分入り化粧品類が置いてあります。部屋着は肌触りにこだわった麻の浴衣で、モダンなデザインです。ただし羽織は毛玉が全体的についていて、残念に思いました。布団のマットは大変厚みがあって、寝心地がよかったです。

ロビーがある建物と客室棟は渡り廊下でつながっていて、庭は大きな池になっているため、建物群が水に浮いているように見えます。館内は鉄平石や御影石がふんだんに使われた重厚な造りです。ロビーの隣にはトラベルライブラリーがあって、蔵書はそれほど多くはありませんが、青森を紹介したガイドブックや書籍が置いてありました。また、フリーのコーヒーや、りんご茶、りんご香茶などを楽しむこともできました。

大浴場は撮影禁止のため写真はありませんが、男女ともほぼ同じ造りで古代檜の内湯が1つありました。脱衣場にはタオルも揃っていて、化粧品類やアメニティなども置いてあり、手ぶらで行くことができます。

浴室はこの規模の宿としてはややこじんまりとした印象です。時間によって窓が開放されていて、この時期は身体を洗う際とても寒かったです。宿のHPで見た写真では板張りの浴室が外のデッキに続く印象を受けましたが、床は十和田石に張り替えられ、窓の上下にはこぎん模様の幅の広い木枠があり、大きな窓が開いたような印象でした。湯船の横にはリンゴジュースと日本酒が用意され、雪景色を見ながら飲むことができました。また、冬季は湯船にたくさんのリンゴが浮かび、ぷかぷかと湯船を巡る様子はユーモラスでした。夏は青森ヒバで造ったリンゴが浮かぶそうです。お湯はナトリウム塩化物硫酸塩泉で、加水加温循環ろ過されていて、少し塩素臭がしました。湯船は希少価値が高い古代檜ですが、白い充填剤を使った補修部分が目について、やや風情に欠けるのが残念です。湯上り処にはりんご酢やごぼう茶、アイスキャンディなどが置かれ、浴室の窓が解放されている時刻は甘酒が用意されていました。

無料でできるこぎん刺し体験は、1時間ほどかけてしおりに模様を縫い付けます。1回の定員は4人で、日に数回行われていますが、人気があるのでチェックイン時に予約しないとできないこともあるそうです。

夕食は食事処「折鶴」でいただきました。窓際の席は、近くにあるレジャー施設の廃墟が目に入りますが、池のある石庭を見下ろすことができて、目を楽しませてくれます。レストランのスタッフは接客も丁寧なうえ、料理や食材の知識も豊富で、質問したことも詳しく教えていただけました。

先付けの鮪と長芋のあられ和えは、大間の鮪と長芋を和えた上に雲丹が乗る洋風の味付けで、意外性と驚きがありました。続く桜餅の海老射込みと八寸は、盛り付けがとても美しかったです。お造りは大鰐温泉の熱で醸造されたやや甘みのある醤油と、ニンニクの山椒漬の2種類の味で楽しめます。牛ロースのリンゴみぞれ鍋は、すりおろしたリンゴが出汁に風味を添える思いもしなかった味で、たいへん美味しかったです。このように見た目からは味が想像できない料理もあり、満足感の高い夕食でした。

客室棟5階の廊下は、以前は吹き抜けだったようですが、今はこぎん模様のライティングになっています。特に夜は、光と影で描かれたこぎん模様がとても印象的でした。

21時をすぎると、1日1回ラウンジの壁画の前でプロの奏者と二人のスタッフによる津軽三味線の生演奏があります。壁画は日本画の巨匠にして異端とも言われた加山又造の「春秋波濤」で、原画を陶板に再現したものだそうです。桜と紅葉に、逆巻く波の絵の前で、津軽三味線ならではの迫力ある演奏が披露されました。演目が終わると三味線講座があり、希望者には弾き方を教えていただけ、楽しいひと時を過ごしました。奏者の撮影は可能ですが、個人で楽しむ以外に写真の公開が禁止のため、ここで紹介できないのが残念です。

朝食も夜と同じレストランでいただきます。郷土料理のホタテの貝焼き味噌は焼きたてでいただけます。豆腐には、醤油味のする地元の弥三郎漬が乗っていて、よく合いました。夕食ほど味のインパクトはありませんが、地元の食材も使われ、美味しくいただきました。

チェックイン時の手際の悪さこそありましたが、どのスタッフも丁寧で、親しみのある接客を受けました。こぎん刺しや津軽三味線の生演奏など宿泊客を楽しませる演出もあり、地元の食材を使った意外性たっぷりの創作懐石など、津軽の伝統文化に触れることができる宿だと思いました。

接客対応

チェックイン時に手際の悪さを感じましたが、それ以外はみなさん洗練された物腰で、丁寧な接客でした。

清潔感

客室は全体的に掃除が行きとどいていましたが、畳がへこむ箇所があり、洗面の塗装剥げやユニットバスは若干古さを感じました。

客室

津軽地方に伝わる「こぎん刺し」をモチーフにした部屋です。2人には十分な広さでした。テレビはとても小さかったですが、クローゼットが広く使いやすかったです。

食事

庭園を見渡す食事処でいただく創作料理は素晴らしく、地元食材を中心に、盛り付けも美しく、見た目からは予測できない味を楽しみました。

コスパ

気持ちのいい接客やきれいな客室、趣向を凝らした料理はもちろん、青森の伝統文化に触れられることを考えると、コスパはいいと思います。

立地

大鰐温泉駅からは無料送迎のクルマで5分ほどです。近くにスキー場もあります。宿は木立に囲まれた静かな環境でした。

温泉・スパ

男女別の内湯がひとつあります。古代檜を使った湯船にりんごが浮いていました。お湯は循環濾過で少し塩素臭がしました。

備考・アドバイス

客室でもWi-Fiが利用できます。

最寄り駅からの送迎車は、電車到着時刻に待機していて、予約不要です。帰りは予約します。