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蒲郡クラシックホテルの口コミ・宿泊記

1位

蒲郡クラシックホテル

〒443-0031 愛知県蒲郡市竹島町15-1
1位/5件中 - 蒲郡市のホテル
蒲郡クラシックホテル
〒443-0031 愛知県蒲郡市竹島町15-1
TEL: 0533-68-1111
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口コミ

この口コミは宿らん調査員が投稿しました。 宿らん調査員とは?
3.5 に投稿 獲得票数:9 投稿者: たび金魚
2017年8月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
三河湾の眺望と地元食材を愉しめる、海辺の高台に建つクラシックホテル

蒲郡クラシックホテルは蒲郡駅よりタクシーで5分ほど、三河湾国定公園にある天然記念物、竹島を望む海辺の高台にあります。8月の平日、街側の部屋に2名2食付き23,000円(税サ込)で宿泊しました。

1934年(昭和9年)、当初は蒲郡ホテルとして、外国人旅行者の誘致を目的に、国の肝いりで創業した日本初の国際観光ホテルです。そのため、日本的な城郭風建築の外観を備え、内装はアールデコ様式を採用する和洋折衷の建物が、周囲に威容を誇ります。その後、蒲郡プリンスホテルを経て、2012年より蒲郡クラシックホテルになりました。近代化産業遺産に認定された国内17軒のホテルのひとつです。

館内やその周辺を見てまわるため早めに到着すると、先にチェックインだけ済ませることができました。その際プランの確認を受け、食事の時間も選びます。まだ部屋には入れませんが、荷物を預けて館内を巡りました。その後ロビーで寛いでいると、チェックインの20分ほど前に係りの方が呼びにきて部屋へ案内していただきました。昭和天皇がご宿泊されたロイヤルスイートなどの説明を聞きながら3階の客室に着くと設備や空調システムの説明を受けました。

部屋は27室あり、予約した客室は街側で、目の前に茂る豊かな緑の切れ間から、市街地を走る新幹線が見えました。ですが景色を楽しみたい方は、竹島を一望できる海側の部屋がお勧めです。室内は改装されていて、古さは感じられません。25平米とやや手狭な部屋に、シモンズのツインベットが置かれています。室内や調度品に特別なものはなく、落ち着いたシティホテルといった印象でした。

部屋の冷蔵庫には無料のミネラルウォーターがありました。コンセントが少ない分延長コードが使われており、見た目はよくありませんが利用するには便利でした。洗面とトイレ兼用のバスルームは広めで使い勝手もよく、淡い色の大理石と白いタイル張りで優雅な印象を受けました。海洋深層水を使ったオムニサンス・パリのシャンプー類が人数分用意され、入浴剤はKOSEのバブルバスです。基本的なアメニティは揃っていますが、基礎化粧品類はありません。タオルは若干堅めで、スリッパとロゴ入りのパジャマは客室のみの利用となります。古いホテルのせいか、廊下を歩いていると部屋から話し声が聞こえます。客室では隣室の声は気になりませんが、他の部屋の水音がしました。

残念だったのは、絨毯の隅に沿ってほこりがあり、特に机の足元奥や冷蔵庫の裏などはほこりがたまっていました。また応接セットの椅子には二脚とも大きな染みが目立ちました。客室エリアの廊下も絨毯の壁際にほこりがあり、掃除が徹底されていない印象をうけます。反面、ロビーやレストランなどの共用部分は清掃が行き届いていました。

館内と庭園の散策に出かけると、他にも見てまわる宿泊客が多く、異彩を放つ建物やよく手入れされた庭を楽しんでいる様子でした。ロビーは照明器具など変更されている箇所もありますが、玄関ホールの吹き抜けやロビーをはじめ、階段の踊り場にある優美なステンドグラスにノスタルジーを感じます。エレベーターの階を示す表示板も創業当時のものが使われているそうです。館内の共用トイレには歯ブラシやマウスウォッシュが置かれ、ランチやディナーで利用される宿泊客以外の方まで配慮されているのには感心させられました。

ホテルが小高い丘の上にあるため、庭園には高低差があってちょっとしたハイキング気分になります。4月末から5月の初めまでつつじ祭が開かれるほどの名所だそうです。木立の中に神前式を行うモダンな社殿や竹島が正面に見えるチャペルがあり、見学も自由にできました。また、ステーキレストランの六角堂や高級懐石の竹島亭も園内に散在しています。橋で地続きになっている竹島まで足を延ばすこともできます。

夕食は、海を望むメインダイニングルームでフレンチのコースをいただきました。ドレスコードはありませんが、夏は半ズボンとビーチサンダルが不可とのことです。カジュアルな服装でも構いませんが、記念日らしく着飾ったお客さんもいらっしゃり、特別な時間をすごす方が多いようでした。海向きにセッティングされた席につくと、アレルギーと苦手な食材の確認がありました。あらかじめテーブルにはホテルと竹島が描かれたお皿が置かれています。これはプリンスホテル時代から引き継いだナルミ製のお皿で、最初の料理が来る前に下げられる観賞用でした。

アミューズは、タルタルソースでいただくエビのすり身のフライと、生ハムの乗った、風味の強いクリームチーズでした。オードブルはまったりとした味のパプリカのババロアで、まだ珍しい愛知県発祥のマイクロトマトが乗っています。彩りを添える食用花も周辺地域が生産地だそうです。魚料理は真鯛と三河産の赤唐辛子エビで、エビを煮込んだ濃厚なソースが印象的でした。メインは上品な酸味のマッシュルームソースをかけた牛フィレのソテーでした。デザートは、爽やかな桃のムースと紅茶風味のスポンジが引き立つケーキで、果物はフランボワーズソースをつけていただきます。料理の運ばれるタイミングは遅れ気味にも思われましたが、夕日に染まった三河湾を眺めながら、意外性のある地元特産品を活かした料理をゆったりと楽しめて大変満足しました。週末はバイオリンの生演奏を聴きながら食事ができるそうです。

翌朝は6時から7時30分まで2階のオープンテラスに無料の珈琲と紅茶が用意してあり、目の前に竹島、遠くは渥美半島を望みながら優雅なひと時を過ごしました。

朝食はチェックイン時にアメリカンブレックファーストと和食から選びます。運よくダイニングルームのテラス席に座ることができました。ここは竹島の眺望を楽しめるよう三角テーブルになっています。洋食には3種類から選べる卵料理がつき、和食はご飯かお粥を選びます。パンはトーストとシナモンデニッシュ、高級ブランドの蒲郡みかんのロールパンが運ばれました。和食のお粥は、鰹出汁のかけ汁でほのかな塩味が加わって食が進みます。中でもマイクロトマトが添えられた麩饅頭は、もっちりとした生麩の皮に鶏のひき肉の餡が包まれた逸品でした。生麩は日持ちしないため、他の地域ではなかなか味わえないのだそうです。和洋食ともに食後はコーヒーか紅茶をいただけます。三河湾を一望しての朝食は、まさに非日常の体験でした。

格式の高いカッチリとした接客を望む人には物足りなく感じるかと思いますが、スタッフの応対は丁寧で親しみがありました。散策から戻ったとき、ここで30年近く厨房を預かる波多野総料理長とすれ違ったのですが、にこやかな笑顔で玄関の重いドアを開けていただいたのが印象に残ります。また、朝食を給仕していただいた方は、窓の外に広がる三河湾の風物を様々説明していただき、その抑揚の効いた口調にプロフェッショナルな精神を感じました。

チェックアウトは12時ですので、チェックインから21時間過ごしました。そのおかげで、歴史に彩られた建物、庭、料理、眺望を、大変リーズナブルな値段でゆったり楽しむことができました。四季折々に利用するのはもちろん、記念日の宿泊もお勧めですが、このホテルを旅の目的にされてもいいでしょう。次回は竹島側の部屋に泊まってみたいと願いつつ、いつかはスイート、やがてはロイヤルスイートに宿泊できる日が来ればと思いました。

接客対応

言葉使いは丁寧で、フレンドリーな接客でした。

清潔感

ロビーやレストランはキレイですが、客室や廊下に敷かれた絨毯の壁際にほこりが見受けられ、清掃が徹底されていない印象です。

客室

客室はシンプルでやや手狭です。大理石のバスルームは高級感がありました。

食事

地元の食材を積極的に採り入れ、とても美味しく頂きました。

コスパ

歴史あるクラシックホテルにたいへんリーズナブルな価格で宿泊できるうえ、満足感も高かったです。

立地

最寄駅から車で5分ほどです。竹島周辺は静かな観光地ですが、ホテルから眺める三河湾は素晴らしかったです。

備考・アドバイス

Wi-Fiはロビーや部屋でも利用できますが、部屋で使う場合、部屋番号別の電波を選んで利用します。

土、日、祝日の宿泊は、蒲郡駅から送迎があります。バスを利用する方は、蒲郡駅から竹島遊園で下車し徒歩5分ほどです。

蒲郡ホテルの前身ともいえる料理旅館“常磐館”のあった場所には、ホテルに宿泊した文人墨客の資料を展示する海辺の文学記念館があります。徒歩で行ける竹島水族館(2018年1月リニューアルオープン予定)は近ごろ大変な人気です。

ホテル入り口玄関前の庭園玄関玄関ホール玄関ホール玄関ホール玄関ホールとロビー玄関ホール玄関ホールの照明ロビーロビーロビーロビーフロントロビー売店売店エレベーター指針盤2階より望む玄関ホールとロビーツインルイーム 街側ツインルイーム 街側ツインルイーム 街側ツインルイーム 街側ツインルイーム 街側ツインルイーム 街側ツインルイーム 街側ツインルイーム 街側26インチテレビクローゼットシャンプー類と入浴剤消臭剤客室からの眺望客室からの眺望庭園鉄板焼きレストラン 六角堂料亭 竹島神前式の社殿竹島を望むチャペル庭園より竹島を望む2階カフェ1階 桜の間共用トイレ共用トイレ共用トイレレストラン メインダイニングルーム夕食夕食 テラス席と竹島夕食 ナルミ製見せ皿夕食 メニュー夕食 ドリンクメニューアミューズパプリカのババロアカボチャと人参のポタージュ真鯛と赤唐辛子エビ氷菓 甘夏みかんのシャーベット牛フィレ肉のソテーデザート2階テラス席 早朝珈琲サービス2階テラス席 早朝珈琲サービス朝食 テラス席朝食 洋食朝食朝食朝食 和食朝食 麩饅頭