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松井別館 花かんざし(旧ホテル松井)

〒604-8117 京都府京都市中京区六角通高倉東入堀之上町126
松井別館 花かんざし(旧ホテル松井)
〒604-8117 京都府京都市中京区六角通高倉東入堀之上町126
TEL: 075-221-6688
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口コミ

この口コミは宿らん調査員が投稿しました。 宿らん調査員とは?
3.4 に投稿 獲得票数:11 投稿者: たび金魚認証済
2018年7月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
京都観光とショッピングに適した、絶品料理とおもてなしの宿

京都のヘソ(中心街)と言われる六角堂のすぐ近くにある、創業80年のホテルです。玄関先には出格子の造られた窓や犬矢来があり、京の裏路地を訪れたような雰囲気で、街中にいることを忘れさせてくれます。7月の平日に2名2食付き40,000円(税サ込)で宿泊しました。

黒を基調にしたシックなロビーやフロントは、照明も印象的です。ガイドブックや京都の文化についての書籍が揃うライブラリーがあり、ショーケースには芸妓の最高位と言われる島原太夫の笄(こうがい・髪を結う用具)や神輿の模型、古いキセルや宿の名前にもなった“花かんざし”などが飾られ、京都らしさに触れました。

小さな手荷物を下げていましたが、スタッフがすぐに持ってくださいました。ソファに案内され、スライスレモンの浮かぶ冷たいグリーンティとチョコをいただきながら記帳しました。このときの男性スタッフは始終笑顔で物腰も柔らかく、気の利いた接客が好印象でした。

また、周辺観光のアドバイスを受けていると、他の若いスタッフがスッとパンフレットを差し出して写真を示してくださるなど、神対応とも言える気配りのいきとどいた接客に驚かされました。

記帳を終え、フロントのスタッフに荷物を持っていただき部屋へ向かいました。客室階でエレベーターの扉が開くと、5階専任の仲居さんが待っていて、丁寧な挨拶を受けました。世話好きな近所のおばさんのような接客ですが、親しみのある方でした。客室では設備の説明や、食事の時間を決めました。夕食のスタートは5時半から7時半の間で、好きな時間を指定できるので便利です。

全30室の客室は、ゆとりのある特別室や次の間つきの和室などがあります。今回予約したのは、一番安いスタンダードタイプの部屋で、案内されたのは5階の「大原」でした。13畳ほどの客室にバス・トイレがついています。廊下から踏込にかけては明かりを抑え、町屋の並ぶ京都の露地をモダンにした雰囲気ですが、客室は梅の花の壁紙が貼られた明るい部屋で、特に女性に喜ばれる内装です。こうしたデザインは、部屋ごとに異なるそうです。客室は3年ごとに改装されるそうで、柱や壁紙に擦れた跡や小傷などもありますが、全体的にキレイで清掃も行き届いていました。

この客室はすぐ隣にスタッフルームがあり、部屋の踏込にいると雑談がよく聞こえ、部屋から出入りする際も仲居さんに遭遇することもあって少々気を使いました。幸い客室には廊下の声は届きません。また、お茶セットにあった急須には前のお客さんのお茶かすが残っていたのは残念でした。京都の中心部に立つ宿のため、窓からは周囲のビルが見えるだけなので終日障子を閉めて過ごしました。

客室のアメニティは歯ブラシとヒゲソリのみで、化粧品類は大浴場にあります。洗面ボウルには2つ蛇口がありますがその説明がなく、翌日尋ねると井戸水と水道水が使えるとのことでした。できれば初めに説明していただきたかったです。客室のお風呂には窓があって、緑の茂る箱庭のような空間を見ながら湯浴みができる面白い造りでした。

男女別の大浴場は地下1階で、翌朝入れ替えがあります。「こでまりの湯」にはジェットバスを備えた内湯がひとつあり、水の流れ落ちるガラスの壁がライトアップされキレイです。洗い場は18カ所ほどと多いですが、ドライヤーは2つだけなので、待つことがありました。一方の「もみじの湯」はジェットバスとバブルバスのふたつの湯船があります。こちらはドライヤーが3個ありました。どちらのお風呂場も基本的なアメニティは揃っていますが、タオル類はないため部屋から持参します。

夜は部屋食で、予定時間の5分ほど前にお知らせの電話がありました。初めに先付と八寸が運ばれ、お酒を飲まない人には先にご飯も用意できるとのことでした。料理は名前だけを告げられますが、詳細を聞いてもわからないことが多かったです。その分、お品書きは詳細に書かれているので、見くらべながら食事をしました。

祇園祭の時期中、八寸には長刀鉾の器が使われ、中にはレアチーズのような味わいのクリームチーズ豆腐が入っていました。長刀鉾は宿のある地区の山鉾(山車)で、祭では決まって先頭を巡行するのだそうです。たいへん珍しい「鱧のすり流し」は、おろした鱧と豆腐のスープが急須に入った料理で、おちょこに注いでいただく逸品です。揚げ物の「賀茂茄子べっ甲あん掛け」は、くり抜いて器にした茄子の中に鱧や野菜が入っていて、あっさりした餡が野菜によくあう絶妙な味でした。この日は「女将さんからのサービス」として、牛ロースのステーキが追加されました。デザートなども盛り付けや色彩が美しく、創造力豊かで季節感のある京料理を心ゆくまで愉しみました。

夕食後に部屋に布団が敷かれます。敷布団は2枚重ねで、枕も薄い物が2段になり、好きな高さで寝られるのが嬉しいです。また、枕元の行灯には不燃性の布がかけられ、部屋を暗くすると美しく輝いていました。枕の上には折鶴とメッセージの書かれたカードが置かれ、ささやかな気遣いを感じます。翌日の天気情報が書かれた紙もいただきました。

朝食は地下1階のお食事処「花椿」でいただきます。7時半から9時までの好きな時間に食べに行けるので便利です。席に着くとご飯とお味噌汁が運ばれました。鮭などは初めから用意してあり少し冷めていますが、身はふっくらしていました。湯豆腐は高雄の老舗の京豆腐で、箸で持っても崩れないのにとてもなめらかでした。料理長が炊いたというちりめん山椒もたいへん美味しかったです。朝食には珍しくお品書きが添えられ、お取り寄せした食材の店名まで書いてあり、楽しみながら食事をしました。

チェックアウトのときにお土産をいただき、宿を後にするときは、旗を振ってお見送りしていただきました。こうした心遣いも嬉しく思います。お土産にはお別れのメッセージが書かれたカードと井筒の八ッ橋が入っていて、帰りの新幹線の中で京都の味を楽しみました。

宿からは地下鉄や路線バスを利用すれば観光に便利な場所です。百貨店や銘店が建ち並ぶ四条通に近く、食べ歩きを楽しめる錦市場も数分の距離なので、京都を巡るには最適な場所です。チェックインやチェックアウトの前後でも荷物を預かっていただけるので、身軽に観光できて便利です。料理も美味しく、親切な接客や気の利いたおもてなしはもちろん、全体的にはカジュアルな雰囲気なので若い方から年配の方まで、誰にでもお勧めできる宿でした。

接客対応

おもてなしを実感する接客です。スタッフは親切で気が利き、観光のアドバイスもしていただけます。仲居さんも親しみがあり世話好きのおばちゃんのようで楽しい方々でした。

清潔感

館内や客室は改装されていて、壁や柱の小さな汚れも目につきますが、全体的にキレイで清掃も行き届いていました。

客室

お風呂に箱庭がついていたり、壁紙が梅の模様だったりと、女性が喜ぶ内装です。お風呂とトイレが離れているのも使いやすかったです。

食事

夜は部屋食で、どの料理もたいへん美味しかったです。夏は鱧を工夫した料理を中心に、祇園祭りにちなんだ器を使うなど、季節感あふれる京料理で満足度が高かったです。

コスパ

立地のよさはもちろん、館内や客室の雰囲気、おいしい料理、おもてなし感のある接客など、コトパフォーマンスのいい宿だと思います。

立地

地下鉄四条駅からでは徒歩6分ほどです。地下鉄や路線バスの便もよく、京都観光やショッピング、街歩きの拠点として最適です。

温泉・スパ

キレイに改装された二つの大浴場は、ジャグジーやバブルバスを備えています。アメニティも一般的なものが揃っていました。

備考・アドバイス

Wi-Fiが利用できます。

カード払いが可能です。

ホテルと提携するお茶屋さんから舞妓さんを呼ぶことが可能です。

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