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城崎温泉 山本屋

城崎温泉 山本屋
〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島643
TEL: 0796-32-2114
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口コミ

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3.0 に投稿 獲得票数:14 投稿者: たび金魚認証済
2018年8月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
海の幸と本格地ビールに心がおどる、風情ただよう川辺の老舗旅館

城崎温泉のメインストリートとして知られる大谿(おおたに)川に沿った柳通りの旅館です。8月の平日に2名2食付き32,560円(税サ込)+入湯税300円+外湯入浴料400円で宿泊しました。

宿は温泉街でよく見かける3階建ての古風な建物で、創業350年という城崎きっての老舗です。玄関をくぐるとその外観とは一転して、白い壁とぬくもりのある木が使われた、洒落たプチホテルのようなロビーになっています。待機していたスタッフに迎え入れられ、テーブル席に案内されて記帳をしました。このとき外湯の入浴パスや、夏の間開催される温泉街の花火大会などの説明をしていただきました。

間接照明やスポットライトが照らすロビーは、テーブルやソファが置かれ、地ビールのサーバーがあるミニバーや小さなショップコーナーのある、居心地のいいスペースです。また、道路に面してビールコーナーが設けられ、街歩きを楽しむ観光客が買い求めていました。玄関の横には4畳半の本格的な茶室があって、定期的に先生を呼んでお茶会を開くほか、海外からの観光客に茶の湯を体験していただくこともあるそうです。

男性スタッフに荷物を持っていただき、部屋に案内されました。エレベーターはありませんが、幅の広い階段は余裕があり、踊り場には休憩スペースが設けられています。近年宿をリニューアルした際、古い構造などを見えるようにしたとのことで、踊り場では立派な梁を見ることができます。1階のラウンジ周辺はキレイに改装されていますが、共用のトイレは古く、見えにくい箇所は改装が後まわしになっているようでした。

全20室の客室は、川向きのほか、庭園や箱庭に面した部屋もあり、15畳の大部屋や離れなどもあります。案内された客室は2階の川側にある8畳+広縁の部屋でした。

部屋まで案内していただいたスタッフがすぐに戻ろうとされるので、あわてて食事の時間を尋ねると、別の仲居さんがいらっしゃるとのことで、説明不足の印象をうけました。間を置かず冷たい麦茶をもった愛想のいい仲居さんがいらして、館内の説明を受け、夕食の時間を決めました。ロビーにあった色浴衣の説明はありませんでしたが、一部のお客さんには説明があったようでした。

広縁では柳並木や大谿川にかかる弓形橋を散策する浴衣姿の観光客をながめ、城崎ならではの風情を楽しむことができました。建具の傷や改装されていない踏込の壁の染みなど年季を感じる箇所もあり、踏込は少しトイレの臭いがこもっていました。清掃はキレイにされていて、広縁の洗面は最近造り変えたようで真新しかったです。客室のアメニティは最小限で、歯ブラシ、クシ、コットン、綿棒が置かれ、化粧品類やドライヤーは大浴場にありました。

大浴場は1階にあり、男女で造りは異なりますが、入れ替えはありません。説明はなかったですが有料の貸切風呂もあるようです。女湯の内湯は古く、2007年に改装された男湯は比較的新しくモダンな造りでした。また、女湯のみサウナが備わっています。お湯は4源泉の混合泉が引かれ、循環ろ過されていて塩素臭が少ししました。わずかに塩味がするお湯はやや高めの温度で、身体がよく温まりました。

城崎温泉は1950年ごろまで内湯を備えた宿がほとんどなく、宿泊客は町内にある外湯を利用していたそうです。そのため今でも外湯の利用を積極的に勧められ、宿からは外湯の利用パスを発行していただけます。

朝夕の食事は部屋食です。夕食時間の20分ほど前に外湯から戻ると、部屋ではすでにスタッフが配膳の支度をしていたので驚きしました。夕食の支度はそれほど時間もかからず、予定時刻の15分前に食事をスタートしました。初めに7割ほどの料理が並び、お品書きはなく、料理の説明もほとんどありませんでした。

宿が直営工場で作った地ビールがあり、平日の宿泊サービスとして1杯ついていました。ビールは4種類あって、スタウトと蟹ビールを選びました。赤味が強い蟹ビールは少し苦味があって、蟹の旨味を引き立てると思います。ここにしかないビールなので是非試していただきたい味です。

胡麻豆腐は夏らしくイチジクが添えられて意外性がありました。お造りはどれも厚みがあって、日本海の魚ならではの身が締まったものでした。陶板焼きでいただく鯛のアクアパッツァはシンプルな塩味ですが、後を引く美味しさでした。鮑のバター焼きは殻ごと焼き切れ目がなく食べづらかったですが、料理はどれも美味しく、満足感が高かったです。

7月末から8月末にかけて、平日の夜9時から花火が打ち上げられます。宿の方には窓から顔を出せば見えると教わりましたが、広縁の椅子に座っても十分見ることができ、楽しいひと時を過ごしました。

朝食は一気出しで、料理の説明は簡単にしていただきました。ヨモギうどんは麺がモチモチしていて、出汁巻玉子は上品な薄味でとても美味しかったです。赤米のおかゆはほんのり塩味で、これとは別に白米のご飯もお願いできます。そのほか生湯葉や焼きナスの胡麻和えなど、ひと手間かけた朝食は美味しく、お腹いっぱいになりました。

朝夕とも20分ほど前に食事の支度にくるので、もう少し食事の予定時刻に合わせて準備していただくか、前もって支度に入る時刻を伝えてほしかったです。また食事を終えたことを電話で知らせても、忙しいのかすぐには片づけに来られませんでした。スタッフの皆さんは丁寧で感じもいいのですが、全体を通じてささいな案内や説明が抜け落ちていることがあり、こちらが慌てたり戸惑ったりする場面がありました。

宿を後にする時は、女将や若女将をはじめ客室担当のスタッフに玄関先で見送っていただき、気持ちよく出立できました。客室は多少の古さを感じますが、立地がよく、部屋の窓から望むレトロな大谿川の風情や美味しい料理など、とても満足のいく宿でした。城崎の風情を楽しむなら、訪れておきたい旅館だと思います。

接客対応

丁寧で感じのいい接客は、旅館というよりもちいさなホテルのような上質さを感じます。宿泊客への申し伝えに多少の不備があり、こちらが戸惑うことが幾度かありました。

清潔感

踏込みのこもった臭いや壁の染みなど多少気になりましたが、全体的にキレイに清掃されていて、気持ちよく過ごせました。

客室

洗面以外は古さを感じますが、川側の部屋ならレトロな街並みが眺められるほか、夏は花火を楽しむことができます。

食事

朝夕ともに部屋食で、ここでしか飲めない地ビールや、海産物中心の料理など美味しかったです。朝食もひと手間工夫されていました。

コスパ

古さも見受けられる部屋ですが、モダンなロビーや感じのいい接客、おいしい料理などから考えると、お値段分の価値はあったと思います。

立地

駅から徒歩10分ほどで、宿の周囲は城崎温泉のメインストリートであるレトロな川沿の風情を残す地区です。宿の左右には外湯の一の湯と柳湯があり便利な場所でした。

温泉・スパ

内湯と小さな露天風呂があり、女湯は古いですが男湯は新しくリフォームされています。温泉は循環ろ過で若干塩素臭が気になりました。

備考・アドバイス

Wi-Fiが利用できます。

カード払いが可能です。

宿へは徒歩10分ほどですが、城崎温泉駅に停車している旅館組合の運営するチェックインバスも利用できます。運行時間は12時30分から18時までで、無料です。チェックアウト時は宿の送迎車で駅まで送っていただけます。

宿の隣に直営の地ビールレストラン「グビガブ」があります。

駐車場は、宿の目の前に掛かる愛宕橋を渡り、そのまままっすぐ道を進んだ右手の建物の1階にあります。

城崎温泉で平日に行われる夏の花火は、平日でも行わない日があるほか、日曜日に開催する日もあるので、ホームページ等でご確認ください。

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