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登別温泉郷 滝乃家

〒059-0551 北海道登別市登別温泉町162
登別温泉郷 滝乃家
〒059-0551 北海道登別市登別温泉町162
TEL: 0143-84-2222
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口コミ

この口コミは宿らん調査員が投稿しました。 宿らん調査員とは?
3.8 に投稿 獲得票数:12 投稿者: たび金魚認証済
2018年10月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
北国の豊かな自然に目を見張る、上質な時を愉しむ大人の宿

滝乃家は一度宿泊してみたいと思っていた宿です。2時のチェックインに合わせてクスリサンベツ川に架かる宿専用の橋を渡ると、下足番の方が笑顔でいらして、荷物を持っていただき館内へと案内されました。10月の平日に2名2食付き64,800円(税サ込)+入湯税300円で宿泊しました。

木の断面を埋め込んだような玄関の扉が開くと、ライトアップされた色鮮やかな花々が現れ、寂寥感を覚える登別の温泉街から、一瞬にして宿の世界観に引き込まれました。玄関で靴を脱ぐと、スリッパはなく素足で歩く気持ちのいい館内です。チェックインはラウンジで、紅葉に染まった庭を見ながら行います。担当の仲居さんは、若いながらも丁寧でとても感じのいい方でした。抹茶と羊羹をいただきながら記帳し、館内の説明を受けました。翌朝の新聞は一般紙やスポーツ紙から選べます。

客室は全30室で、和室や和洋室、部屋の広さや温泉の有無により7タイプあります。狭いながらも1人用の客室が3部屋用意されています。予約したのは65平米ある最も安い「AW」タイプで、客室は3階でした。12.5畳の和室に、掘りごたつのある6畳ほどの板の間がつき、椅子の置かれたウッドデッキ、洗面、トイレ、バスルームという間取りです。

10年ほど前にリノベーションされた客室は、建具の木造部に多少の傷がある以外、それほど古さは感じませんでした。壁一面の窓からは山の木々が望めます。ウッドデッキに出ると、苔むした中庭や金色の鯉が泳ぐ池を見下ろせ、夜はキレイにライトアップされていました。紅葉も終わりの時期でしたが、眺めを存分に楽しみました。

パリパリに糊の効いた浴衣は各サイズがそれぞれ用意され、手触りのいい茶羽織や、柄の違う寝間着用の浴衣もありました。バスローブは伸縮性のある生地で、肌触りもよかったです。アメニティは男女別に小袋へ入れられていましたが、一般的なビジネスホテルに置いてある程度の質と品ぞろえで、高級なものはあまりなく、この価格帯のホテルとしては物足りなさを感じます。ツインボウルの洗面は適度な広さで使い勝手がよかったです。「AW」タイプの部屋風呂は温泉ではありませんが、2面とられた窓からは紅葉に彩られた山が望めました。

部屋の清掃は行き届いていましたが、食事処や湯上り処では、隅に丸まったホコリが目につきました。前回の調査報告では、掘りごたつの上の照明が薄暗いとの指摘がありましたが、明るいものに交換されたようで、不自由は感じませんでした。

1階のラウンジは火の灯るマントルピースがあって、全面ガラスの窓に向けてソファが配置されていました。間接照明のため読書には不向きですが、その分ムードがあって、室内よりも明るい窓外の野趣あふれる風景に目が惹きつけられます。オーディオ機器はマランツのプレーヤーとマッキントッシュのプリメインアンプのコンポで、オーナーのこだわりを感じます。コーヒーと紅茶のフリードリンクをいただきながら、北国の晩秋を楽しみました。

大浴場は地下1階と5階にあり、特に5階の天空露天風呂は撮影禁止で紹介できないのが残念に思えるほどの素晴らしい造りでした。どの脱衣場にもタオルが備え付けてあるので、手ぶらで向かえます。タオル類は使用感がありますが、肌触りは柔らかく使い心地がよかったです。

5階の天空露天風呂「雲井の湯」は、男湯が透明な食塩泉で女湯は灰色に濁った鉄泉ですが、入れ替えはありません。どちらも眺めのいい湯船が1つと洗い場が2カ所あります。この日は外気温が低かったため、女湯は加温循環併用かけ流しでした。湯船に浸かると、ワイドスクリーンの映画を観ているような景色が眼前に広がります。特に朝7時ごろ木々に日差しが降り注ぐと、白く立ち上る湯気の向こうで紅葉が鮮やかさを増し、湯船の中で鳥肌がたつほど感嘆しました

地下2階の大浴場は、男女で景色が異なります。女湯の隣には大型ホテルがあるため目隠しで覆われている部分が多く、鯉の泳ぐ池が見える男湯のほうが眺めがいいようです。内風呂は硫黄泉とラジウム泉の湯船があり、若干色は違いますが、どちらも白濁湯です。内湯の硫黄泉は酸性で、個人的にはこちらの泉質が一番気に入りました。屋外の階段を降りると露天風呂があって、野趣あふれる白濁の湯を楽しみました。

残念なのは天空露天風呂の利用時間が短いことです。夜は10時までで、朝は9時までしか入れません。素晴らしいお風呂なだけに、夜は12時まで、朝もチェックアウトの1時間前まで利用したいと思いました。

夕食は1階のダイニング「原生林」でいただきます。個室ですが隣の部屋の声が聞こえました。案内された席はこぢんまりとしていますが、広い窓からはライトアップされた庭と朱に塗られた太鼓橋を見渡せます。料理はひと品ずつ出来立てが運ばれます。タイミングがいいときもあれば、少々間が開くこともありました。仲居さんは料理の名前を言われるだけですが、聞くと詳しく教えていただけます。おしぼりは2回も交換がありました。

10月は「釣瓶(つるべ)落とし」と名付けられた秋がテーマの料理です。お造りは脂ののった鰤や歯ごたえのあるアワビなどで、泡醤油などでいただきます。メインディッシュは焼きタラバと十勝牛のステーキから選べるので、両方を注文してシェアしました。焼きガニは感動がありませんでしたが、十勝牛のローストは肉も美味しくキノコのソースが絶品で、バケットを追加してソースをすくって食べました。紅葉した葉が添えられたデザートのフルーツクープにはカボチャのエスプーマ(泡)がトッピングされ、見た目も美しく季節感あふれる逸品です。クープの紫蘇ジュースにはアイスクリームや季節の果物が入り、さっぱりした味を楽しみました。全体的にはどれも美味しいのですが、宿泊代金から考えると和食のメニューは独創性や意外性が少なく、いまひとつに感じました。

朝食も同じ個室でいただきました。席に着くと、ご飯と味噌汁が運ばれます。ドリンクは、洞爺産リンゴジュースと平取産トマトジュース、道産牛乳から選べますが、どれも捨てがたかったです。甘味十分のリンゴとさっぱりしたトマトの味を楽しみました。その他はあらかじめ置かれていたので冷めているものもありました。自家製の豆腐はなめらかで大豆の味が強く、わら納豆も気持ちが盛り上がりました。すっかり明るくなった庭と太鼓橋を目で楽しみながら、いただくことができました。

チェックアウトのときは、客室から電話すると荷物を取りに来ていただけます。スタッフは親しみのある笑顔の落ち着いた接客で、わからないことはすぐに調べて教えていただけるなど、心地よい滞在ができました。

夕食は宿泊代金から考えると物足りなさを感じますが、温泉は違う源泉を楽しめるうえ、天空露天風呂からの景色は今も目に焼き付いています。登別温泉で施設の高級感と温泉の質を楽しむなら、とてもおすすめの宿だと思いました。また泊まる機会があれば、今度は新緑か雪景色の季節を選びたいと思います。でもやはりもう一度、湯船の中からあの紅葉を見たいです。

接客対応

若いスタッフからベテランの方まで、親しみのある笑顔と丁寧で落ち着いた接客で、心地よい滞在になりました。

清潔感

10年前に改装された建物は今もキレイです。客室の清掃は行き届いていましたが、食事処や湯上り処の隅にホコリがあるなど、館内掃除が一部徹底されてない印象でした。

客室

AWタイプの客室は65平米で、和室と掘りごたつのある板張りのふた間からなり、窓からの眺望もよかったです。温泉ではありませんが、ビューバスを備えています。

食事

朝夕とも盛り付けが美しく、とても美味しかったです。ただし宿泊代金から考えると、独創性や味の意外性などやや物足りなさを覚えました。

コスパ

上質感を醸す館内や、泉質に恵まれた大浴場と展望露天風呂の景色など、お値段分の価値はあったと思います。夕食の質が上がると、満足感はとても高くなったと思います。

立地

登別温泉の中心地で、どこに行くにも便利です。特に、客室やラウンジ、展望露天風呂から眺める景色は素晴らしかったです。

温泉・スパ

館内では数種類の源泉を楽しめます。野趣あふれる露天風呂や、展望風呂の景色が素晴らしかったです。翌朝の入浴時間が短いのは残念でした。

備考・アドバイス

カード払いは可能です。

Wi-Fiが利用できます。

地下2階大浴場の利用時間は、午後3時から午前2時まで、翌朝は6時から9時までです。5階天空露天風呂は、午後2時から10時まで、翌朝5時から9時までです。