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和のオーベルジュ 萩八景 雁嶋別荘

〒758-0011 山口県萩市椿東雁島3092
和のオーベルジュ 萩八景 雁嶋別荘
〒758-0011 山口県萩市椿東雁島3092
TEL: 0838-26-2882
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口コミ

この口コミは宿らん調査員が投稿しました。 宿らん調査員とは?
3.4 に投稿 獲得票数:12 投稿者: たび金魚認証済
2018年6月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
古都・萩で水辺の風景に心和ます、大人のためのおこもり宿

雁嶋別荘はJR東萩駅から徒歩10分ほどの、松本川と姥倉運河の交わる突端に建つ宿です。半露天風呂のつく全16室の客室は、全て川か運河に面していて、水辺の景色を愉しむことができます。

新幹線とのセットプランで6月平日に2名2食付き「運河側の客室」指定で利用しましたが、通常の宿泊料金は2名2食付きで42,000円ほどのようです。

宿に到着すると待機していたスタッフがすぐに迎え出てきて、荷物を持っていただきました。本館は以前レストランだったもので、2003年に宿泊棟を建て、宿として開業したそうです。玄関に入ると、ロビーの高い天井には欅の太い梁が組まれ、大理石のフロントが置かれた見事な造りです。そのままラウンジの「雁嶋倶楽部」に通され、萩名産の夏みかんのジュースをいただきながら記帳しました。アンティークの銅像や昆虫の形をした照明などがあって、欧州の瀟洒な宿を思わせました。

客室棟は5階建てで、価格の安い運河側の部屋を予約しましたが、川側にある3階の角部屋にアップグレードしていただきました。本間10畳+広縁5畳にバルコニーと半露天風呂がついています。余裕のある広縁には2脚の椅子とテーブルが置かれ、松本川をはさんで高層建築の少ない萩の街並みや萩城のあった指月山(国の天然記念物)を見渡せます。ですが170mほど離れた対岸側からは客室内が見えるので、景色を愉しむ時以外は薄いカーテンを引いて過ごしました。晴れた日は、時の長州藩主が景勝地8箇所を「萩八景」として選ばせたうち、「鶴江の夕照」として知られる夕陽が窓の外を染めるのだそうです。当日は天気が悪く、とても残念でした。

館内や客室はおおむね掃除が行き届いていました。客室の壁は珪藻土で、一部ヒビや隙間が目につく部分があります。また洗面所は湿気がこもったような臭いがしたうえ、トイレも若干臭いが気になりました。客室の半露天は温泉ではありませんが、カーテンを開けて景色を楽しみながら入浴する際は、対岸からの視線に注意が必要です。特に夜間は、バルコニーへのドアを開けてお風呂に入ると、虫が入って来るので閉めて利用することをお勧めします。

アメニティは歯ブラシ、クシ、ヒゲソリ、シャワーキャップのほかに化粧品類が揃っています。シャンプー類はポーラのエステロワイエが置いてありました。タオルは硬めで、浴衣は使用感が多く色褪せが目立ちました。冷蔵庫には有料のアルコール飲料のほかに、2リットルの無料のミネラルウォーターがあって、湯上り時などに重宝しました。

1階には男女別の大浴場「水音」と「風音」があり、湯船の形は多少異なりますが入れ替えはありません。脱衣場には一般的なアメニティの他にフェイスタオルが用意されています。バスアメニティは男女ともエステロワイエでした。この日はまだ誰も利用していないにもかかわらず、洗い場の床に毛が残っていたのは残念でした。露天風呂もありますが、市街地のため木の塀に囲まれ景色はありません。お湯はカルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉で、加温、循環、消毒をしています。塩味のするお湯は温まりがよく、庭の緑をのんびり眺めながら入浴を楽しみました。

大浴場の横にはラウンジ「鶴江」があり、雑誌やミネラルウォーターが置いてあります。ラウンジの外はテラスになっていて、ちょうどアジサイが咲いていました。このほか本館と客室棟の間には緑豊かな竹庭があって、小さいながらも散策を楽しむことができました。

夕食は本館1階の「帆波」でいただきます。レストランのベテランスタッフは品のある方で、萩ならではの食材を様々教えていただきました。予めスタッフにお願いしておくと、夕日が見える時刻にお声がけしていただけるそうです。自室で眺めたい方は、食事を中座して見に行くことも可能とのことでした。

料理はおもちゃのような楽しい見栄えの小倉豆腐で始まります。お造りの甘鯛とヒラマサは歯ごたえがあってとても美味しかったです。貝のワサビ味の珍味は、ワサビが効いた不思議と癖になる味でした。お酒にも合いますが、ご飯のお供にもなりました。下関にも卸される萩沖で捕れたフグの刺身は、とても身が締まっていました。甘味の強いトマトのサラダ仕立ては、さりげなく夏みかんソースがかかる絶品でした。厚みのある黒毛和牛の陶板焼きは、油がさっぱりとして柔らかかったです。デザートのプリンはビターなソースがかかり、とてもなめらかな大人の味でした。萩の土地柄を色濃く伝える料理は、たいへん満足のいくものでした。

朝食会場は本館ロビーからアンティークな絨毯を敷き詰めた階段を上った2階にあって、窓からは松本川畔を眺めることができます。ロビーからの階段の雰囲気とは裏腹に、昔の観光旅館を思わせるレストランの造りは少し残念に思いました。席に着くと、鮭の塩焼きや炊き合わせなど温かいものが運ばれます。朝食は、夕食ほどのインパクトはありませんが、地元の豆腐屋さんから仕入れた豆腐はなめらかな口当たりで、大豆の旨みが広がりました。また、ご飯のお供として山口県民に親しまれる萩・井上の「しそわかめ」が添えてあり、ご飯がすすみました。飲み物はセルフサービスで、コーヒーは部屋にもっていくことも可能です。

接客はどなたも品位があってとても丁寧でした。チェックイン時には市内循環バスやタクシーの説明をいただくなど、萩観光に役立ちました。そのうえ見習いのスタッフも、胸の初心者マークがなければベテランと思うほど丁寧で気の利く対応でした。

館内も静かで、のんびり過ごせる大人のおこもり宿として利用するには最適です。機会があれば、夕焼けの映える時期を見はからって伺いたいと思います。とはいえ、篠突く雨の川面の杭に、海鵜が羽根を休める憂愁な景色も風情あふれるものでした。

接客対応

スタッフはみなさん上品で、丁寧な接客です。食事処のベテランスタッフは特に品があり、萩ならではの食材の説明などを丁寧にしていただきました。

清潔感

館内や客室は経年劣化の見られる部分もありますが、清掃がいきとどいていました。客室の洗面所やトイレは、若干臭いが気になりました。

客室

16室の客室には全てバルコニーと半露天が備わり、川側か運河側に位置します。眺めのいい部屋は解放感があって、2人には十分な広さでした。

食事

夕食は、地元の魚や野菜を使った創作懐石で、どれも美味しかったです。中でも萩沖で捕れた鮮度の高いお造りやフグ刺しは、歯ごたえのある絶品でした。

コスパ

川や運河を眺められるバルコニーや、地元食材を活かした美味しい料理、丁寧で上質な接客など、満足できる滞在でした。

立地

JR東萩駅から徒歩圏内で、松本川と姥倉運河の交わる突端に建つ水辺の宿です。周囲はとても静かで、「萩八景」の中でも夕陽が美しいと評判の地区です。

温泉・スパ

全客室の川側か運河側に半露天風呂を備えていますが、温泉ではありません。大浴場に引かれた温泉はよく温まり、庭を眺めながらのんびり入ることができました。

備考・アドバイス

Wi-Fiは機材の貸出で、客室で利用可能でした。

事前に予約をすれば新山口駅から宿の送迎バスを利用できます。

公共交通機関を利用する場合は、JR東萩駅が最寄りです。また萩観光には循環バスの「まぁーるバス」があり、東回りコースは「新川南」バス停、西回りコースは「萩グランドホテル天空前」バス停が最寄りとなります。

萩には流しのタクシーがいないそうで、ホテルでタクシー会社の電話番号を記したカードをいただきました。

宿の目の前を流れる松本川や姥倉運河沿いには無数の漁船が係留されていて、2、30年ほど前にタイムスリップしたような懐かしい風景を見ることができます。