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旅館國崎

〒854-0513 長崎県雲仙市小浜町南本町10-8
旅館國崎
〒854-0513 長崎県雲仙市小浜町南本町10-8
TEL: 0957-74-3500
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口コミ

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3.3 に投稿 獲得票数:8 投稿者: tanuko222認証済
2018年3月頃に一人で滞在 この口コミに投票する
自家源泉の温泉が楽しめる貸切風呂が自慢の、温かな接客が心に残る宿

小浜温泉にある10室のみの宿です。長崎県に二軒しかない「日本秘湯を守る会」の会員で、素晴らしい泉質の温泉が楽しめる宿とお聞きし、ぜひ宿泊してみたいと考えていました。宿泊サイトから一人旅プランで予約し、3月の祝日、一泊二食付きで17,280円(税込)でした。

当日はチェックイン時間より30分以上早く着きましたが、快く受け入れてくださいました。海沿いの道路から少し奥に入った住宅街に建つ宿で、一般的な秘湯のイメージとは異なりますが、木造の外観は趣があり、まるでタイムスリップしたかのような印象を受けました。受付で記帳した後、「談話室」と呼ばれるラウンジにて、ほうじ茶とカステラをいただきます。この間に、仲居さんが荷物をお部屋に運んでくださいました。

宿泊したのは、二階の「しのぶ」という8畳の和室に洗面スペースとお手洗いがついたお部屋でした。こぢんまりとしていますが、落ち着いた雰囲気のお部屋で、一人でのんびりするのに最適でした。窓側に椅子が一脚置いてありますが、眺望は民家や駐車場で、海が見えないのは残念でした。

アメニティは、歯ブラシや櫛などシンプルで、泡洗顔以外の基礎化粧品の用意はありません。お風呂には資生堂の化粧水や乳液、洗顔ソープ等がありましたが、メイク落としはないようでしたので、必要な方は持参をおすすめいたします。シンプルな浴衣がお部屋に用意されている他、フロント付近に色浴衣が並べられていましたが、お借りするには500円が必要でした。

館内には、手書きの館内マップや、かわいらしいイラストなどが至る所に飾られており、どこかほっとするような、懐かしい雰囲気です。女将さんのお父様が長年に渡り描いてきたものらしく、宿を大切にされている気持ちが伝わってくるような、素敵なものばかりでした。

共用施設はほとんどありませんが、アンティークな調度品が置かれた談話室には、たくさんの蔵書や、自由に使用できるノートパソコンがありました。また、小さな中庭には鯉が泳ぐ池があり、前を通るのが楽しみでした。

ただ、古い木造の建物なので、時々ドアを閉める音や他の方の声が響くのが気になりました。この日は祝日だったためか、小さなお子様も何人かいらっしゃり、少し賑やかな印象を受けたので、この宿のコンセプト「ちいさな大人の隠れ宿」とは少し印象が異なりました。また、階段や段差が多いので、足腰に不安のある方の宿泊は難しいかもしれません。

お風呂は男女別の内湯のほか、露天風呂、石風呂、ひのき風呂の三つの貸切風呂があり、全て予約なしで自由に使うことができます。貸し切り風呂の利用状況は、客室近くのランプで確認でき、とても便利でした。

全てのお風呂では、敷地内から毎分430リットルも湧き出るという、源泉かけ流しの温泉が楽しめます。泉質は塩化ナトリウム泉で、湯冷めしにくいのが特徴です。どのお風呂にも浴用タオルが豊富に用意されており、何度も湯あみするのに重宝しました。

「石風呂」は、日中でも暗く、隠れ家のような雰囲気が素敵なお風呂です。こちらでは、有料にはなりますが、入浴しながら冷酒を飲むことができるので、お酒がお好きな方におすすめです。「ひのき風呂」は、檜の香りが心地よい、湯治場のような趣あるお風呂でした。個人的に一番気に入ったのは露天風呂で、海は見えないものの、広い空や近くの山々を見ながらの入浴は、まさに至福の時間でした。

夕食はお部屋食でしたが、人数によっては、個室や食事処での食事になるようです。初めに、前菜やお造りだけでなく、豚の角煮や茶碗蒸しなど温かいお料理も一度に提供されたのは少し残念に感じましたが、その後のお料理は、出来立てのものを一品ずつお持ちいただけました。

「地産地消」の考えを大事にし、魚介類は近海で採れたもの、野菜やお肉も厳選した材料を使用しているというお料理は、派手さはありませんが、素材を大事にした、上品な味わいでした。地元の方言で「がんばのがね炊き」と呼ばれる河豚の煮付けや、自家源泉を使った「雲仙もみじ豚のしゃぶしゃぶ」、サラダ仕立ての「長崎和牛のステーキ」など、バラエティに富んだ料理の数々は、ボリュームも十分でした。ただ、聞き慣れない食材が多く、何度も聞き直してしまったので、お品書きがあるとありがたいと感じました。

朝食は一階の広い個室でいただきました。朝食にふさわしいヘルシーな料理が並び、ごはんが進みます。お米は地元のヒノヒカリを湧き水で炊いているそうで、大変美味しく感じました。また、自家源泉で温める「汲み上げ豆腐」は、大豆本来の甘さを感じる贅沢な一品でした。朝食後は、ロビーでコーヒーか紅茶をいただくことができます。通常はセルフサービスのようですが、ちょうど仲居さんがいらっしゃり、快く準備してくださいました。

二日間を通じ、素朴で温かな接客が心地よく、一人旅でも安心して滞在することができました。出かける際には、お願いする前に地図をくださったり、天気が悪かったためか、バスターミナルまでの送迎を提案してくださったりと、たくさんの優しいお心遣いが、今も心に残っています。温泉はもちろん、宿のスタッフの人柄も素晴らしい、素敵な宿です。

接客対応

素朴で温かな印象の方が多く、いつも笑顔で接してくださいました。

清潔感

経年劣化を感じる部分もありましたが、どこも丁寧に清掃され清潔感がありました。

客室

こぢんまりとしていて、一人でゆっくりするのに最適なお部屋でした。住宅街に建つ宿なので、眺望はよくありません。

食事

地産地消にこだわったお料理は、ボリュームもあり、どれも美味しくいただきました。豚の角煮など、一部の温かいお料理が一度に提供されたのは、少し残念でした。

コスパ

祝日に一人で宿泊し二万円以下という価格は、良心的だと感じました。

立地

公共交通機関でのアクセスは少し不便ですが、徒歩圏内に、日本一長い足湯や、お土産屋さん、飲食店等があり、散策も楽しめました。

温泉・スパ

自家源泉のかけ流しの温泉を、大浴場と、3つの個性ある貸切風呂で堪能することができます。

備考・アドバイス

・夕食の開始時間は18時か19時、朝食の開始時間は8時か8時半から選ぶことができました。

・館内には地元のお土産品が売っている小さなスペースがありました。

・宿から二軒隣に、古民家をリフォームした離れ「やまぼうし」があります。3つの客室と樽風呂の内湯、露天風呂がある贅沢な造りなので、大人数での宿泊におすすめです。

・多くのバスが停車する小浜バスターミナルから宿までは徒歩で20分位かかるので、本数は少ないですが、諫早駅バスターミナルで「口之津行き」のバスに乗り、宿まで徒歩3分程の「公立小浜病院前」で降りると便利かと思います。(1時間程の道のりで、運賃は1,050円でした。)

・日本一長い足湯「ほっとふっと105」へは徒歩10分ほどです。周辺には、お土産屋さんや素敵なジェラート屋さん等があり、晴れていれば「日本一美しい」と言われる素晴らしい夕日が眺められるので、ぜひ足を運んでみてください。