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蘇る山と故郷 阿蘇内牧温泉 蘇山郷

蘇る山と故郷 阿蘇内牧温泉 蘇山郷
〒869-2301 熊本県阿蘇市内牧145-1
TEL: 0967-32-0515
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口コミ

この口コミは宿らん調査員が投稿しました。 宿らん調査員とは?
3.2 に投稿 獲得票数:7 投稿者: すしねこ認証済
2018年11月頃に一人で滞在 この口コミに投票する
九州各地の焼酎がそろう焼酎バーやルーフトップバーを備える洒落た温泉旅館

十一月の平日に一名で宿泊し、一泊二食付き17,430円でした。送迎はないとのことで、JR阿蘇駅から路線バスで向かいました。バス停からは徒歩2分程度と近く、建物の上の看板も目に入ったため、迷わずに宿へ着くことができました。

母屋は昔ながらの温泉旅館を彷彿させ、言葉にしがたい情緒に溢れています。暖簾をくぐり玄関に入ると、床板が磨き上げられたモダンな空間が広がっていました。すぐにスタッフが気付いて、手荷物を持ってロビーへ案内してくれました。

蘇山郷には合計22の客室が用意されており、露天風呂付きのデザイナーズルームなどもあります。建物は三階建てですが、館内にエレベーターはなく階段のみです。しかし、現在エレベーターの増設工事をしており、約半年後には使えるようになるとのことでした。

宿泊したのは「波野」という客室で、二階の角部屋でした。本間が6帖に次の間が3帖、踏込が2帖あり、広縁とトイレが備わっています。本格的な数寄屋造りで、障子の枠の面取り(角を削って細く見せること)や雪見障子、床の間の設えなどにこだわりを感じました。経年劣化は見受けられますが、近年ではあまり目にすることがない、手間暇をかけた造りの部屋です。

お風呂は、一部の客室を除いて付いておらず、大浴場や貸切風呂を利用しなければなりません。大浴場は男女別に一カ所あり、朝10時からの清掃時間を除き、深夜を通じて入浴が可能です。どちらも内湯のみで、露天風呂はありませんでした。

そのほかに貸切風呂として、屋根付き露天風呂の「緑彩の湯」や酒樽を使った内湯の「たる湯」があり、到着時にどちらか片方を予約できます。「緑彩の湯」が13時から24時まで、「たる湯」が13時から翌朝9時半まで(24時以降予約不要)、料金は無料で45分程度利用できます。どのお風呂も加水・加温・循環なしで、非常に良質な源泉掛け流しが愉しめます。

貸切風呂を両方利用する際には、まず「緑彩の湯」を予約し、「たる湯」は予約の要らない時間に利用すると効率がよいです。ただし、当日の予約状況によっては、追加の予約も可能とのことでしたので、夕食後辺りに空き状況を尋ねてみてください。

夕食は個室利用プランを予約したため、阿蘇になぞらえた五岳という個室処へ案内されました。個室指定プランや露天風呂付き客室の宿泊客以外は、レストラン「木漏れ日」で用意されるようです。時間は夕食が18時から19時、朝食が7時半から9時の30分刻みで選べます。

最初のテーブルには、鮑の旨煮やローストビーフがなどの豪華な食材並び、これからの食事内容に期待が高まりました。一般的な旅館でのお造りは、魚介の刺身が多いのですが、こちらでは鶏肉が用意され驚きました。若鳥の炙り焼は、ポン酢ジュレで仕上げてあり、さっぱりとした口当たりです。そのほかに肥後ブランド牛の食べ比べとして、「あか牛」と「味彩牛」が溶岩焼きで用意され、格別の味わいで充実した食事内容だったと思います。

朝食はレストラン「木漏れ日」で用意されました。最初におかずのみが用意され、ご飯やパン、味噌汁などはハーフブッフェ形式でした。一般的な旅館の朝ご飯は多いと感じる方には、その朝の調子で量を調整できるので、配慮のある提供の仕方だと思います。農園から直接仕入れている野菜や、地元産の大豆で作ったざる豆腐など、こだわりが感じられる内容でした。

館内施設として、焼酎バー「灯火」とルーフトップバーがあります。焼酎バーは21時から23時まで営業していますが、それ以前と翌朝7時半からは、セルフサービスでコーヒーが愉しめるラウンジになります。ルーフトップバーは20時から24時まで、カクテルやワインなどが愉しめ、専任のバーテンダーがいる本格的なものです。なお、ドーム型テントの利用のみ、一人500円のチャージ料が発生します。

一部の男性のスタッフは、応対や言葉遣いは丁寧ながら、やや愛想がないように感じました。そのほかの方は、おおむねほどよい距離感の接客で、滞在中はゆっくりとくつろげました。

住宅地に位置しながらも、館内はそれを感じさせない別空間で、静かで落ち着いた滞在ができました。こぢんまりとした旅館ながら、九州の焼酎を取りそろえた焼酎バーや、屋上には珍しいドーム型テントのあるルーフトップバーもあります。お酒が好きな方にはたまらない施設で、とても一泊では堪能しきれませんでした。良質な温泉を堪能した後は、阿蘇の滋味に舌鼓を打ち、地元の焼酎などを愉しめる充実した旅館です。

接客対応

全体的に男性スタッフは、あまり愛想がよい感じではありませんが、応対は丁寧でしたので不満はありません。

清潔感

丁寧に手入れがされており、経年劣化はあるものの、気になるほどではありませんでした。

客室

本格的な数寄屋造りの趣向を凝らした客室でした。古さは感じますが、手入れはされています。

食事

阿蘇の滋味を使った上品な味付けの料理でした。熊本のブランド牛が食べ比べられるのもよかったです。

コスパ

夕食時の個室利用や食事内容、客室の広さを考えてもお得な料金設定でした。

立地

阿蘇の外輪山に囲まれた風光明媚な場所ですが、住宅街の中に建っています。

温泉・スパ

加水・加温・循環なしの非常に良質な源泉掛け流しで、温泉本来の成分が存分に愉しめます。

備考・アドバイス

歌人である与謝野鉄幹夫婦が宿泊した「杉の間」があり、自由に室中を見ることができます。一枚板の廊下など見事な造りで、一見の価値がある部屋でした。スタッフに声を掛けると、部屋の明かりをつけていただけます。
 
震災の影響で、熊本方面から阿蘇駅までのJRは不通のままです。熊本から向かう場合には、特急バスなどを利用することになり、阿蘇駅で路線バスへ乗り継ぎます。宿の近くまで行く路線バスは、1時間に1から4本程度で所要時間は15分です。