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望楼 NOGUCHI 登別

〒059-0551 北海道登別市登別温泉町200-1
望楼 NOGUCHI 登別
〒059-0551 北海道登別市登別温泉町200-1
TEL: 0143-84-3939
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口コミ

この口コミは宿らん調査員が投稿しました。 宿らん調査員とは?
3.8 に投稿 獲得票数:11 投稿者: たび金魚認証済
2018年10月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
非日常感が際立つモダンなホテルで、食と温泉を満喫する

宿は登別の温泉街から徒歩10分ほどで、カルルスへと通じる林道の途中にありました。10月の平日に2名2食付きジュニアスイートの客室を予約して63,700円(税サ込)+入湯税300円で宿泊しました。

ホテルの入口は通用口と間違えそうなほど小さく、宿のロゴが光っているので、かろうじて玄関とわかります。中に入ると薄暗い空間に道出身の彫刻家、五十嵐威暢のオブジェがスポットライトに照らされ、異界に迷い込んだような雰囲気でした。奥の自動ドアが開くと、レセプションデスクに洒落た制服のスタッフが待機していて、笑顔で迎えてくれました。奥行のあるロビーは白を基調に凝ったライティングで雰囲気を盛り上げています。登別の林道から、一瞬のうちにモダンでスタイリッシュな非日常へと放り込まれたような入口の造りでした。

チェックインができる2時ちょうどに到着したのですが、他のお客さんも多く混んでいたため、ライブラリーの「野口文庫」で手続きを行いました。トウモロコシ茶とホテルオリジナルのドナンシェという焼き菓子をいただき、客室に案内されました。スタッフは若い方が中心で、言葉遣いや所作の行き届いた上質な対応を受けました。客室でも設備の説明をとても丁寧にしていただきました。

客室は、12年ほど前に124室あった旧紅葉館を40室にリノベーションし、25平米の部屋を2つつなげて50平米にしたほか、3部屋分を70平米に、4部屋分を100平米にした部屋があります。全ての客室はスイートで、24時間源泉掛け流しの内風呂がつく贅沢さです。

予約したのは50平米のジュニアスイートで、4階の部屋でした。リビングとツインのベッドルームに、洗面、トイレ、内風呂という間取りです。すっきりした室内にはセンスのいい家具が置かれ、カップ類はデザイン性の高い白山陶器を揃えています。特に、間接照明が灯る長方形のデザインは、客室のみならず館内の至る所で見られました。冷蔵庫内の飲物はすべて無料です。望楼のオリジナルコーヒーは、豆をミルで挽いていただきました。

化粧品類は資生堂で、整髪類はマーガレット・ジョセフィンです。バスアメニティはタンとミキモトが置いてありました。アメニティは必要な物が揃っているので、困ることはありませんでした。その他7種類の中から1人1セット選べる国内外のバスアメニティをいただけます。タオル類は1人2枚ずつ用意され、厚手ですが肌触りは硬めでした。浴衣はMサイズ1枚Lサイズ2枚、LLサイズが1枚用意され、他に作務衣とパジャマとバスローブがありました。

残念だったのは、部屋の隅などにホコリが残り、壁のヒビや染みなど老朽化が見られた点です。窓はリノベーション以前のもので、高さがないのでそれほど開放感はありません。ソファなどに傷みはありませんが、テーブルの染みや傷は気になりました。山林に囲まれているせいか、カメムシが1匹闖入していました。

お風呂には温泉が常に掛け流されています。気になったのは換気が悪く、チェックイン時から浴室の壁全体に水滴がついていて、ベッドルームとの境の窓も曇っていました。硫化水素型の泉質なので換気の注意書きもありましたが、換気扇の作動の有無が判別できず、念のため窓を開けて利用しました。温泉と水の蛇口があるので、湯加減の調節もできました。御影石の湯船は2人でも足を伸ばせるほどゆったりしているうえ、白く濁った温泉はとても贅沢な気分です。

地下1階には男女別の大浴場とサウナがあります(撮影禁止のため写真はありません)。脱衣場にはタオルやアメニティ類がすべて用意されていました。客室を含めすべての温泉は、適温にするため加水されているそうです。浴室は質実剛健な雰囲気で、長方形の大きな湯船があるシンプルなデザインです。女湯の露天風呂は樹木に囲まれ、眺望は望めませんでした。男湯の露天風呂は女湯よりも広々としているようですが、向かいに建つホテルの窓が見えるので気になったそうです。白濁した露天風呂は、水面に結晶化した湯の花が薄っすらと浮かぶいいお湯でした。

パブリックスペースも充実していて、ラウンジやバー、ライブラリーを利用できます。1階のラウンジ「コモレビ」は広々としていて、フリードリンクが用意してあります。サウンドシステムはマランツのプレーヤーを筆頭に、マッキントッシュのプリメインアンプでタンノイのスピーカーを駆動するゴージャスなコンポです。低い窓からの景色はなく、逆に低いソファや長方形で構成された純白のインテリアなど、映画のセットのような非現実的な空間を楽しみました。

都会的なセンスが光るバー「ゼロ」は、0時まで営業していて、15時半から17時半まで、1人1杯ビールやハイボール、グレープフルーツジュースのサービスがあります。ナッツやドライフルーツをかじりながら、北海道限定のサッポロ・クラシックを味わいました。このほか、野口グループのオリジナル商品やアーティスティックなアイテムをそろえたセレクトショップ「DO」もあり、プラン特典の商品券が1人1,000円分ついたので買い物も楽しみました。

夕食は2階食事処「ジビエ」でいただきます。小上がりのある個室ですが、スクリーンで仕切られているので他の宿泊客の声はよく聞こえました。料理はひと品ずつ運ばれますが、タイミングが遅く手持ちぶさたになることも多く、トータル2時間40分もかかりました。料理のコンセプトは「秋夜」で、秋の夕暮れから夜明けをテーマに作られているそうです。料理を説明するスタッフの流麗な言い回しが印象に残りました。

和食とフレンチが融合した料理は盛り付けが美しく、運ばれるたびに感嘆しました。器にもこだわりが感じられ、燕振興製のフォークやスプーンも斬新なデザインでした。途中、シェフのサービスとして「道産三元豚のキノコのバルサミコマリネ」が運ばれました。実はこの肉が驚くほど固かったのですが、噛めば噛むほどジューシーな美味しさが広がり、いつまでも噛んでいたいと思う味でした。逆にブランド牛の白老牛は柔らかく、肉の旨みを感じるひと品です。ご飯もお釜で炊かれ、お漬物まで盛り付けられていて、最後まで手抜きがありません。リンゴの味噌漬けはスイーツのような味わいです。お品書きには産地まで書かれていて、獲れた地域に思いを馳せながら食べるのも楽しかったです。

朝食も同じ会場でいただきましたが、席は夜と違い窓と掘りごたつのある半個室でした。料理は和食と洋食から選べます。洋食は盛り付けが美しく、オムレツの皿に添えられたモチモチのチーズがとても美味しかったです。和食はお造りのホタテが柔らかく、とうもろこし饅頭はコーンの風味を楽しみました。朝食も席についてから温かいものが運ばれますが、タイミングがやや遅れ気味で、朝夕ともスタッフが足りていない印象をうけました。

周囲は静かな一帯で、温泉街からは上り坂が続き、徒歩なら10分ほどかかります。路線バスやタクシーを利用できますが、温泉街からの送迎があればよかったと思いました。

望楼は登別温泉の中でも異彩を放つ宿です。客室はそろそろリフォームの時期と感じる箇所もありますが、上質な接客と美味しい料理、掛け流しの部屋風呂や、非日常感が際立つ館内など、滞在を満喫することができました。一度ホテルに入ったら、チェックアウトの時が来るまで外(=現実)には出ずに、ここでしか体験できないホテルライフを楽しまれることをお勧めします。

接客対応

若いスタッフが中心ですが、言葉遣いや所作の行き届いた上質な接客を受けました。

清潔感

共用部分では目に付くところは概ねキレイですが、客室の隅にはホコリが残る箇所もあり、掃除が徹底されてない印象でした。壁のヒビや染みなども気になりました。

客室

リビングとベッドルーム、24時間掛け流しの客室内湯からなるモダンな室内です。デザイン性の高い備品が揃い、アメニティ類も充実していました。

食事

盛り付けの美しい和仏折衷の懐石料理で、たいへん美味しかったです。運ばれるタイミングは遅く時間がかかりました。和洋から選べる朝食も満足感が高かったです。

コスパ

美味しい料理や白濁のお風呂、上質なインテリアや接客など、とても満足できる内容でした。

立地

登別温泉の温泉街から、徒歩で10分ほどの静かな環境で、周囲はグループのホテル以外お店などもありません。札幌駅と新千歳空港から送迎バスがあります。

温泉・スパ

客室内湯は24時間掛け流しの贅沢さです。モダンな大浴場には備品もすべて揃っていました。奥の湯源泉の硫黄泉が掛け流されていました。

備考・アドバイス

12歳未満は宿泊不可です。

Wi-Fiは客室ごとに電波が飛んでいました。

1階の「セレクトショップDO」では、20時から22時まで消費税分の割引販売が行われています。

7種類の中から1人1セット選べるバスアメニティは、ロクシタン、オムニサンス、アロマセラピーアソシエイツ、アーカイブ、ミキモト、ギルクリスト&ソームズのヴェルテとイングリッシュスパです。購入も可能です。

札幌駅と新千歳空港からの無料送迎バスは予約が必要です。