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L'AUBERGE DE PLAISANCE 桜井

〒633-0044 奈良県桜井市大字高家2217
L'AUBERGE DE PLAISANCE 桜井
〒633-0044 奈良県桜井市大字高家2217
TEL: 0744-49-0880
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口コミ

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3.9 に投稿 獲得票数:6 投稿者: ヨナグニ認証済
2018年5月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
見た目のインパクトも強いフルコース料理が特筆される全9室のオーベルジュ

フランス料理店としてお馴染みの「ひらまつ」が運営するオーベルジュです。2015年に開業した新しい施設で、ひらまつ系のオーベルジュとしては第1号になります。

 最寄駅は桜井ですが、市街ではなく山あいに位置するので、車を利用せずにたどり着くのは難しい場所です。

 私たちはレンタカーを利用して、京都方面から向かいましたが、奈良市街、天理市街の混雑の影響で、事前に連絡をしておいた18時チェックインには間に合いそうになく、電話連絡を入れ、18時45分チェックイン、19時半食事開始に変更してもらいました。

 後から感じたことですが、17時くらいにチェックインし、少しのんびりとホテルライフを楽しんだ後、19時くらいから食事をするのが良かったと思っています。 

 今回、5月中旬の金曜日に二人で利用しました。

 宿泊サイトを通じて予約を入れ、30平米のツインルームの二人利用、夕朝食付き、税・サ込で51,140円でした。

 こちらのオーベルジュは、平屋建て全9室とコンパクトです。客室は30平米のツインルームの他、87平米のスイートルームがあります。

 私が利用した宿泊サイトが提供するプランは、全て夕朝食付きで、夕食は、私たちがいただいた「ベーシックディナー」のほか、「アップグレードディナー」、更には「デギュスタシオンディナー」を選ぶことも出来ます。

 客室はシティホテルスタイルの比較的オーソドックスな造りでした。100センチ幅のベッドが2台、椅子2脚に小型の丸テーブル、執務机、液晶テレビは40インチのものが設置されていました。

 ゆとりある広さが確保されていましたが、さほどゴージャスな印象はなく、都心のラグジュアリー系ホテルと比較すると、やや見劣りがします。

 冷蔵庫内のミニバーに加え、ウィスキー類のミニボトルもありましたが、全体的に価格は高めでした。館内には自販機などはなく、近隣には飲食店もないので、夕食後に室内で飲食をしたい方は、チェックイン前に近隣で購入しておくのも一つの方法です。

 客室で特筆すべき点として、窓の外にテラスがありました。客室は全て1階なので、全室テラス付きと思われます。テラスから見渡せるのは一面に広がる緑で、都会の喧騒とは無縁の世界でした。

 私の経験でも、これほど周囲に何もない場所に宿泊した記憶はあまりなく、その点では稀有な存在と感じました。一方で、食後にナイトライフを楽しみたいような方にはふさわしくない施設かも知れません。

 建物内の共用施設は、レセプション脇のロビーくらいで、ジムやスパ、娯楽施設的なものはありません。「何もしない時間」を楽しむことが苦手な方は、やや退屈に感じるかもしれません。

 室内のバスルームはゆとりある広さですが、「高級ユニットバス」という印象で、“ラグジュアリー”とまでは言えませんでした。都心のラグジュアリーホテルに見られるような、バスタイムを楽しむ設備や仕掛けはありませんでした。

 バスルームアメニティは充実しており、「ひらまつ」の名前入りのもののほか、シャンプー、リンス、バスソープは「GILCHRIST & SOAMES」製品でした。世界各国の有名HOTELアメニティを手がける大手メーカーで、HOTEL専用商品を扱っている会社のようです。

 夕食はフランス料理のコースで、アルコールなどの飲み物は別料金でした。

 前菜3皿、魚料理、肉料理、プレデセール、デセールの全7皿構成で、カフェが付きます。

 コース全体を通じて、地元で採れた野菜をふんだんに使い、見せ方、提供の仕方を意識したクオリティの高いフランス料理でした。箸を使っていただくお皿も多く、フランス料理をベースに、和のエッセンスを随所に取り入れた、イノベーティブなコース料理という印象でした。

 ポーションは、私たちにはちょうど良かったですが、若い方や健啖家の方には少し物足りなく感じるかもしれません。

 食事を楽しめた要素として、ギャルソンの丁寧な説明もあげられます。料理やコースのコンセプトから、食材の説明に至るまでとても丁寧で、オーベルジュならではの優雅なディナーでした。

 デセールをいただいた後のカフェは、(メインダイニングから)ラウンジに場所を移していただきました。照明をやや落としたとてもお洒落なラウンジで、気分を変えてくつろぐことが出来ました。あわせて箱入りのプティフールの提供もありました。

 朝食は、メインの卵料理を「エッグベネディクト」「オムレツ」「フレンチトースト」から選択できるプリフィクススタイルでした。オレンジジュース、スープに続き、二人分のパン盛り合わせをワンプレートに、そして二人分の生ハム、サラダ、フルーツをもうひと皿に載せて提供し、二つのお皿を広いテーブルの一か所にまとめることで、見た目のインパクトを高めていました。

 窓の外に広がる朝の景色を見ながらの朝食は、夕食とは別の場所でいただいているような錯覚を感じました。

 5月にしてはやや冷え込んだ日で、朝方は空が厚い雲に覆われていたあいにくの天気でしたが、気候の良い日はテラス席で朝食をいただく選択もあるようで、こちらも大変お奨めです。

 ひらまつ系のオーベルジュという事で、食事を主目的として宿泊されている方が多いと感じましたが、奈良南部の観光拠点としても貴重な施設だと思います。

 こちらのオーベルジュは、明日香村や橿原神宮はすぐ近くで、室生寺、長谷寺などのほか、法隆寺や斑鳩エリアにも車があればアクセスは容易です。

 桜井近辺の宿泊施設は旅館が多く、ホテルはビジネスホテルが主体になります。旅も食事も優雅に楽しめるこちらのオーベルジュは、旅館よりホテルを好む私たちには最適な宿泊施設でした。

 周囲を一面の緑に囲まれ、周りに何もない場所に宿泊し、ホテルの中で夕食も朝食もいただくという、まるで隠れ家リゾートステイのような宿泊スタイルはとても新鮮で、非日常を満喫することが出来ました。

 ちなみに、ランチやディナーは、食事だけの利用も可能です。私たちがいただいたディナーは、最もベーシックな9,000円(税・サ別)のコースで、その他に12,000円、15,000円のコースがあります。

 朝食は、宿泊客のみへの提供ですが、食事別プランの場合、3,500円(税・サ別)でいただけるようです。

 スタッフから伺ったところによると、こちらの施設の所有者は奈良県で、ひらまつが運営を委託されているという事です。隣接する奈良県運営の「なら食と農の魅力創造国際大学校」の敷地内にあり、オーベルジュのスタッフにも大学校の学生さんがいるという事でした。

 学生さんは授業の一環として、こちらのオーベルジュで、サービススタッフとして、もしくはレストランのスタッフとして“実習”を行っているそうです。

 確かに、スタッフの中には若い方も多く、ぎこちなさを感じることもありましたが、正直、どの方が学生さんなのかはわかりませんでした。スタッフの皆さんに共通する、親切で心温まる接客は、とても心地よいものでした。

 レストランにおいても、グランメゾンのようなプロフェッショナルに徹した完璧なサービスではありませんが、皆さん丁寧で好感度の高い接客でした。 

 私たちは、朝食を7時半からいただいたあと、室内に戻ってひと休みし、9時半にチェックアウトしました。出発間際、小さな紙袋に入れたパンとジャムをお土産にいただきました。

 車で出発する際、前夜のディナー時にギャルソンとして接客いただいた方が見送ってく下さいました。この方は、オーベルジュの支配人か責任者の方のように思われました。

 全9室というコンパクトな施設ゆえ、1泊だけでもすべてのスタッフの方が私たちの顔を憶えてくれているようで、アットホームな雰囲気がとても心地よく感じられました。
 
 宿泊料金は50,000円超えと、絶対値として安くはありませんが、夕朝食の代金が含まれた金額と考えると、充分納得できます。

 非日常を満喫し、優雅に旅を楽しみたい方には特にお奨めしたい宿泊施設です。

接客対応

若いスタッフが多く、ぎこちなさも感じましたが、好感度の高い接客でした

清潔感

新しい施設で、清掃も行き届いていました

客室

比較的オーソドックスな客室ですが、テラス付きが気に入りました

食事

「オーベルジュ」ならではのクオリティの高い料理と丁寧な接客でした

コスパ

食事のレベルの高さを考えると妥当な価格だと思います

立地

周りに何もない場所は魅力的ですが、車以外のアクセスは難しいです

備考・アドバイス

ホテル内には自販機はありません。室内のミニバーの値付けは高めなので、室内で飲む飲料などは持参するのも良いと思います。

夕食のラストオーダーは20時です。