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ワッカヌプリ

〒088-3464 北海道川上郡弟子屈町サワンチサップ6-8
ワッカヌプリ
〒088-3464 北海道川上郡弟子屈町サワンチサップ6-8
TEL: 015-486-7271
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口コミ

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3.5 に投稿 獲得票数:10 投稿者: たび金魚認証済
2018年2月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
屈斜路湖のほとりに佇む、1日1組限定のホテル

屈斜路湖畔の仁伏温泉にあって、オープンして1年ほどになる1日1組限定のホテルです。車で迎えに来た経営者の奥さんは、すぐに荷物を持ってくださり、宿へと向かいました。2月の平日に、2名2食付き69,200円(税サ込)で宿泊しました。

ワッカヌプリは別荘地の中に立つ一軒宿で、プライベートロッジのような佇まいです。モダンな個人宅を思わせる玄関を入ると、2階のラウンジでお茶とお茶請けをいただきながらチェックインをしました。フリースペースになっている広々としたラウンジは天井が高く、暖炉を囲んで座り心地のいいソファが配置してあります。大きな窓からは、木立の向こうに白く凍結した屈斜路湖の景色を楽しむことができました。ラウンジで過ごした際、コーヒーなどフリードリンクがあれば、もう少しくつろげたと思いました。また宿泊した時期は、岸から100メートルまでは氷が厚く湖上を歩けると聞き、氷上の散策を楽しみました。凍った湖の上を歩くのは、まさに非日常の体験でした。

客室は、アイヌ語で水を意味する洋室の「WAKKA」と山を意味する和室の「NUPURI」があり、1グループ最大8名までの宿泊が可能です。今回は洋室のワッカを予約しました。シモンズのツインベットが置かれた部屋はそれほど広くはありませんが、白と青をモチーフにした美しい内装でした。壁一面の窓は開放感抜群で、屈斜路湖を眺めることができます。ソファは窓に向いた位置ではなく、互いの距離も離れていて使いづらく、景色はベッドに座って眺めました。和室のヌプリもくつろぐために開放されていて、ヨギボーのクッションはとても楽ちんでした。

室内は暖房がよく効いていて、厳冬季にもかかわらずブラインドを降ろさなくても夜は寒くありません。清掃はキレイにされていましたが、クローゼットの棚にホコリが少し残っていました。この客室の上に2階のキッチンがあるため、上階の音が聞こえます。朝早く朝食の準備をされていたようで、目が覚めました。廊下の声なども聞こえ、防音性は低いようです。音が気になる方は和室をお勧めします。またクローゼットとデスクはベッドとの間が狭く使いづらかったです。客室には冷蔵庫がないので、2階ラウンジにある冷蔵庫を利用します。中には無料の冷水の他に、有料の飲み物がたくさん用意してありました。また、施設全体で壁の隅にある亀裂が気になりました。

洗面所は床暖房になっています。客室アメニティは一般的なものとエイボンの基礎化粧品がありました。ホテル名の刺繍が入った今治タオルが1人2枚づつ用意され、肌触りがよかったです。厚みのある作務衣は、数分であれば氷点下の屋外でもそれほど寒くはなく、露天風呂への往復に役立ちました。しかし他にパジャマがなく、厚い作務衣で寝ると汗ばむほどで、薄手の物が別にあればありがたかったです。

お風呂は客室と離れの半露天、湖畔の露天風呂があって、24時間掛け流されている温泉にいつでも入ることができます。夜は野生動物が出没して危険の可能性もあるので、湖畔の露天風呂は利用を控えた方がいいとのことでした。泉質はアルカリ性単純泉で、客室のお風呂は洗面所にあるスイッチでお湯を入れたり止めたりできます。「ナチュラルアイランド」のシャンプー類は道産のハーブを使っていて、2種類の香りが用意してありました。

離れの半露天風呂は適温で入ることができました。木の湯船に入るとお湯が床にあふれるので、着替えはテーブルに置いておきます。ただ建物は安価な造りで、入口のドアは歪んでいて完全に閉まりませんでした。

湖畔の露天風呂は、脱いだ服を置く場所がないので、部屋にある着替え入れを持参します。ここは蛇口から温泉が出ていて、温度を調整して入ることができます。周りに誰もいないうえ、宿のある一帯は別荘の所有者以外は船の乗り入れが禁止なので、人目は気になりません。不安な方はタオル巻きもOKです。木の湯船は市販のキットを組み立てたもので、パレットの上に湯船を載せただけでの造りです。また湯船の清掃が不十分で、ヌルヌルして滑りやすく注意が必要でした。とはいえ、湯船からの眺望は素晴らしく、屈斜路カルデラ最高峰の藻琴山と凍結した湖を眼前に、絶景温泉を楽しむことができました。

夕食は2階のラウンジでいただきます。道東の旬の食材を積極的に使っていて、この時期は海産物が多くなるそうですが、夏や秋は道産の野菜も美味しいとのことです。羅臼産のウニや白子は味が濃厚で、オホーツク産の毛ガニは2人で1杯提供されました。ホタテ、牡蠣、野菜は、料理長自らテーブルの隣にある囲炉裏で焼いていただきました。特に厚岸産の牡蠣は旨みの濃厚な絶品でした。料理長は気さくな方で、焼いている間、北海道の食材や料理の話を教えていただき楽しかったです。北海道の一般的な料理は、甘味と塩分がやや濃いことが多いのですが、この日は素材を活かした薄口で、宿泊客の居住地を参考に味付けを変えているそうです。全体的に量は控えめで、健啖家の方は物足りないかもしれません。また宿泊代金から考えると、もう少し独創的なものがほしかったと思います。夕食を終えるとスタッフは館内から引き揚げます。緊急時は支給されたキッズ携帯で連絡をします。

翌朝は、夜明けの景色が素晴らしく、徐々に明るさを増す山々と湖をベッドから眺めました。その後は湖畔で朝風呂を楽しみました。外気は氷点下10度を下回っていましたが、お風呂に入れば寒さは感じませんでした。湯船から、凍結した湖の上を渡るキタキツネを見たときは感動しました。

朝食もラウンジでいただきます。サンマの麹漬けや氷下魚(コマイ)の卵の醤油漬けなど、北海道ならではの料理も並びました。特に氷頭(ひず)と呼ばれる鮭鼻軟骨はコリコリとした食感のナマスで、初めて食べた珍味です。土鍋で炊かれたご飯も美味しかったです。

経営者の奥さんは笑顔が少なくやや距離をとった接客でしたが、少し慣れると北海道での生活やエピソードを楽しそうに教えてくれました。宿の行き帰りにも、湖畔の砂湯に飛来した白鳥や、最寄り駅からの途中で絶えず蒸気を噴き上げる活火山のアトサヌプリ(通称硫黄山)への立ち寄りを提案していただきました。宿のオプションにあるアクティビティも充実していて、釣りやカヌーや乗馬ツアーのほかに、宿所有のモーターボードもあります。釣りは初心者でもよく釣れるそうです。

価格から考えると、サービス面で若干物足りなさを感じる部分もありますが、1組限定なので、屈斜路湖の大自然を独占しているような特別感を味わえました。過剰なサービスもなく、そっとしておかれる感じもよかったです。何もせずにのんびりと、それでいて日常ではありえない景色を眺めて過ごす宿でした。

接客対応

経営者の奥さんは距離を置いた接客でしたが、親切な方でした。他のスタッフも、気さくな方々でした。

清潔感

オープンして1年ほどです。客室は見える範囲でキレイに清掃されていましたが、クローゼットの棚にホコリがありました。建物全体で、壁のヒビが気になりました。

客室

温泉付きの客室は白と青で統一され、一面の窓からは木立の向こうに屈斜路湖が見られます。あまり広くはないため使いづらい箇所もありますが、モダンな部屋でした。

食事

道東を中心にした旬の食材を使った和食のコースです。この時期は海の幸がメインで大変美味しかったのですが、価格を考えると独創的な物がもう少し欲しいところです。

コスパ

接客、料理、建物などトータルで考えるとやや高いと感じました。価格を考えるとラウンジに、フリードリンクなどがほしいと思います。

立地

屈斜路湖畔の仁伏温泉にある別荘地内に建つたいへん静かな環境です。

温泉・スパ

客室のお風呂と離れの半露天風呂に加え、湖の岸辺にある露天風呂はすべて温泉です。湖畔の露天風呂は開放的で、凍結した屈斜路湖の絶景が素晴らしかったです。

備考・アドバイス

客室のWi-Fiは利用できますが、2階は電波の入りが悪く利用できませんでした。

食事の時間は自由に決めることができます。

釣りをする方は、釣った魚を宿で料理していただき食卓に並べてくれるそうです。釣りのシーズンを確認の上、予約されることをお勧めします。

車で10分ほどの川湯温泉駅に送迎をお願いできます。同駅に停まる電車は少ないので、注意が必要です。

周囲にお店がないので、必要なものは事前に用意しておくことをお勧めします。