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日本秘湯を守る会【公式WEB専用】蛇の湯温泉 たから荘

〒190-0221 東京都西多摩郡檜原村2465
日本秘湯を守る会【公式WEB専用】蛇の湯温泉 たから荘
〒190-0221 東京都西多摩郡檜原村2465
TEL: 042-598-6001
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口コミ

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2.8 に投稿 獲得票数:12 投稿者: 虎ひび認証済
2018年7月頃にビジネスで滞在 この口コミに投票する
東京最西端の村の秘湯!兜づくりの重厚な屋根に迎えられる歴史あるお宿

東京で唯一の日本秘湯を守る会に所属し、江戸時代後期の建物である母屋は登録有形文化財に指定されています。茅葺きが檜皮で覆われた屋根は、「兜づくり」という特徴的な形態をしており、どっしりと重厚で見応えがありました。

15時のチェックインより少し早めに到着し、敷地内で辺りを見回していると、一人の女性が現れ、宿泊客か尋ねるようなこともなく無言で関係者専用入口に入っていきました。そのことに少々不安を覚えましたが、玄関に入ると、若女将さん(先ほどとは別の方です)が笑顔で迎えてくださり安心しました。帳場へは寄らず、すぐに客室へと案内されました。宿は傾斜面にありますので、2階が玄関で、母屋と広間があり、1階に計5つの客室が配されています。館内は薄暗い印象でしたが、随所に生けられた野花が彩を添えていました。

今回は「見つけたらラッキー2,000円OFF」プランを申込み、平日2名2食付・宿泊費は1人12,500円(諸税込)でした。食事等は通常プランと同じですが、客室はおまかせです。用意されたのは、広縁付きの8帖の和室「山吹の間」です。客室でお茶をいれてくださり、ここで記帳をします。その後、蒸かしたて熱々のじゃがいもと自家製の葱味噌を持ってきてくださいました。この時スリッパのまま踏込に上がってこられたのを見てしまい、目を疑いました。うっかりしたのかもしれませんが、気持ちの良いものではありませんでした。

客室は、母屋と比べれば新しいですが、それでも古さは否めません。手入れが大変そうな欄間窓の汚れと暖房器具の下の埃が目につきましたが、通常使用する範囲内の清掃状況はほぼ良好でした。沢に囲まれた南秋川源流沿いという立地のため、湿気の多い場所特有の臭いがしますし、小さな虫も網戸を通り抜けてきますので、快適性を重視される方には落ち着かないかもしれません。しかし、川のせせらぎと窓の間近に広がる紅葉の木々等の緑は涼やかで心が安らぎますし、秋には赤く色づいた絶景が期待できそうです。

アメニティは歯ブラシとカミソリのみです。スキンケア用品は大浴場にもないので、必要な方は持参することになります。ドライヤーは大浴場に備えてありました。浴衣・大小タオルは、各1枚ですが、帳場付近にフェイスタオルが置いてあり、必要ならば使用してもよいとのことでした。飲料は緑茶とほうじ茶の用意があります。館内に自動販売機の設置がありますが、客室内には冷蔵庫がないので、夏のこの時期は不便に感じました。

男女別の大浴場へ行くには、母屋から40段弱の階段を下ります。この階段通路の辺りも木々が生い茂り、夜間は一部囲いの無い所から侵入した虫が飛び交っており、通るのに少し勇気がいりました。虫が苦手な方は明るい時間帯に利用されるとよいと思います。脱衣所にロッカーはなく、脱衣カゴを床に置いて使用しますが、他のゲストと居合わせると気を遣う広さです。この日は、海外から来られた日帰り入浴の方と一緒になったのですが、マナーをご存じないような振る舞いに唖然としました。それとなくお伝えすると理解されたようで、その後は気持ちよく利用できましたが、分かりやすい案内表示等があればと思いました。お風呂は内湯のみで、冷鉱泉を加温、循環しています。消毒もされていますが、臭いは気になりませんでした。渓谷にせり出すように設置されており、2方向に大きな窓が2窓ずつあるので、十分な開放感があり、緑豊かな景色と真下を流れる渓流の音に癒されながらお湯に浸かりました。規模は小さいですが、客室数を考えれば相応かと思います。ただし、日帰客の人数によっては多少混み合うこともあるかもしれません。

食事は2食とも2階の広間のお座敷にて、テーブルと椅子のスタイルで頂きました。内線電話がないので、支度ができると客室に呼びに来てくださいます。宿泊客は私達のみでしたが、他のゲストと居合わせたとしても、テーブルの間隔が広めにとってあるので窮屈には感じないかと思います。

夕食は18時からです。桧原村のお豆腐やこんにゃくなど、地元の食材や野菜を中心とした体に優しそうな小鉢が並んでいました。中でも、姿を変えて度々登場する地元産の舞茸は、力強い味と香りが印象に残りました。天ぷらや山女魚の塩焼きは、出来上がったタイミングで供されます。牛肉のホイル焼きは脂身が多く、食べづらさも感じましたが、他はすべて美味しく頂きました。また、その日提供する分だけ打つというこだわりの十割そばは風味がよく、出汁のしっかり効いたそばつゆとよく絡み、そば湯も味わえます。お品書きはなく、口頭での説明がありますが、早口で聞き取れないことがありました。聞き直すと、より詳しく丁寧に説明をしてくださいました。8時開始の朝食は、やや軽めの内容ですが手作り感があり、特に漬物や梅干しは美味しかったです。

滞在中は、敷地から続く遊歩道を下った先の渓流を散策したり、宿のお子様と話をしたりと、夏休みに田舎の祖父母の家に遊びに行ったようなほのぼのした時間もあれば、母屋のくつろぎ処に展示されている赤紙などの戦時中の資料を拝見し、感慨に浸るような一面もありました。館内の移動は階段のみで、客室から大浴場まではやや距離があり、設備等も充実しているとはいえませんが、豊かな自然と古民家の魅力を満喫できました。歴史的価値のある建物に興味のある方や都内で秘湯を味わいたい方におすすめのお宿です。

接客対応

アットホームな感じの接遇で、あっさりとした印象です。夕食のお世話をしてくださった若女将さんからは、地元にまつわる話が聞けたので、楽しい時間となりました。

清潔感

施設や設備は古いですが、清掃がなされているので不快に思うことはありませんでした。

客室

一般的な和室で、備品等は最低限の揃えです。広縁からは、緑あふれる景色と眼下には渓流が眺められます。

食事

地元の食材にこだわり、山の幸がメインの素朴かつ味わい深いお料理でした。

コスパ

料理は宿泊費以上の内容に感じました。設備はシンプルでしたが、自然に囲まれ、古民家や温泉を利用できることを考えればコスパは良い方だと感じました。

立地

駅からはバスで1時間ほどと交通の便はよいとはいえません。その分、客室や広間・大浴場どこから見ても良い景色が楽しめます。

温泉・スパ

歴史ある蛇の湯温泉は、さらっとした軽めのクセのないお湯です。内湯のみですが開放感がありました。

備考・アドバイス

・利用したプランはWEBのみの申込となります。
・チェックインは15時、チェックアウトは10時です。(超過を希望される方は、1室につき2時間3,000円で利用可能とのことです。)
・客室での喫煙は可能ですが臭いはしませんでした。食事を頂いた広間は禁煙です。
・夕食中に敷かれたお布団は、朝食中に上げられることはありませんでした。
・虫よけ対策グッズは見あたりませんでした。
・WiFi・クレジットカードは使えません。
・大浴場の利用時間は、午前6時30分から午後11時までです。(男女の入れ替えはありません。)日帰り入浴時間は10時から18時までです。
・近くにコンビニなどはありませんので、必要なものはあらかじめ用意されることをおすすめします。
・土曜・平日、同じ料金です。(GW・旧盆は1,000円増しとなるようです)
・送迎はありません。

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