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道後御湯

〒790-0836 愛媛県松山市道後鷺谷町2-20
道後御湯
〒790-0836 愛媛県松山市道後鷺谷町2-20
TEL: 089-931-7111
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口コミ

この口コミは宿らん調査員が投稿しました。 宿らん調査員とは?
3.9 に投稿 獲得票数:8 投稿者: たび金魚認証済
2019年1月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
愛媛の味覚と贅沢なひと時を味わう、最新のスタイリッシュな宿

路面電車の道後温泉駅から徒歩5分ほどの、高台にある宿です。1953年創業の宝荘ホテルを建て替え、全室温泉露天風呂付き4タイプ30部屋を擁する「道後御湯(みゆ)」として、18年5月にリブランドオープンしたばかりです。

1月の平日に、最も安いスーペリアタイプの客室をディスカウントプランで利用して、2名2食つき46,000円(税サ込)+入湯税300円で宿泊しました。

宿に着くと、玄関先に待機していたスタッフに荷物を持っていただき、ロビーへ案内されました。間接照明に浮かび上がるスタイリッシュなフロントの背後には、神社や高級住宅の屋根を飾る今治市菊間町の菊間瓦が使われています。ロビーにも、愛媛の和紙工房「五十崎社中」の「こより和紙」でできた間仕切りがあり、地元の伝統工芸品に触れられるいい機会になりました。ソファでは砥部焼の茶碗に淹れられたお茶と、宿オリジナルの和菓子をいただきました。

記帳を済ますと、館内の説明を受けながら部屋へ向かいます。照明を抑えた客室階の廊下には、木の縦格子の間から自然光が入りこみ、部屋番号を記したプレートも菊間瓦でデザインされています。案内していただいたスタッフはぎこちなさを感じましたが、夕食や翌朝のチェックアウト時など、丁寧で一生懸命な接客は好感がもてました。

案内されたのは5階にある52平米のスーペリアタイプの客室で、フローリングのベッドルームと琉球畳を敷いたリビングがあり、窓の外はベランダになっています。バスタブにも続くベランダには2脚の椅子が置かれ、夜は足元がライトアップされました。道後温泉の街並みを見下ろせるほか、2キロほど先の勝山山頂に建つ松山城の本丸が、目を楽しませてくれました。

部屋は旅館には珍しく、カードキーを壁に差し込み照明をつけます。間接照明が壁や天井のほか、サータ社製のベッドが置かれた台などに灯り、執務デスクやソファなどは木製品をそろえています。特に、デスクの椅子は優美な曲面を描く広島のマルニ木工で、和室のテーブルとソファは飛騨の柏木工を選ぶなど、家具選びにもこだわりが感じられました。

デスクには150年続く松山の山田屋まんじゅうが置いてあります。厚手の今治タオルは、バスタオルのみ1人2枚づつ用意されています。室内着は浴衣と作務衣がクローゼットにありました。

洗面の奥にシャワールームと客室露天風呂があります。冬のシャワールームは冷えるので、よく温まってから利用することをお勧めします。シャンプーと化粧品類は資生堂のルモンドールでした。

こぢんまりとした露天風呂は木の格子に囲まれ、天気のいい午後は湯船に陽の光と影の縞模様を投げかけています。道後温泉の引き湯は加水、加温、循環、消毒されていますが、湯船は常に満たされていて、いつでもすぐに入れます。町の夜景を見ながら、入浴を楽しむことができました。

8階の大浴場にはタオルやアメニティが用意されているので、手ぶらで行くことができます。男女とも造りはほぼ同じで入れ替えはありません。お湯は客室露天と同じで、シャンプー類も客室と同じものでした。ガラス張りの内風呂と小さな露天があり、女湯の露天の浴槽は、夜は青くライトアップされました。偶然ですが、湯船から松山城のすぐ横に沈む夕日を眺められたのは、素晴らしい想い出になりました。

大浴場の隣には2方向がガラス張りになったスカイラウンジ「かぎろひ」があります。部品を切り抜いた鉄板の廃材を壁にした、ラグジュアリーなスペースです。開放感抜群のテラスも併設され、道後温泉の街並みや夜景を楽しむことができました。ラウンジの一角には愛媛のミカンジュースやコーヒー牛乳などが用意され、夜から朝までは地元道後にある水口酒造の清酒「仁喜多津」が加わって、自由に飲むことができます。ただし朝利用した際はジュースがなく、補充が十分におこなわれていないようでした。

1階ロビーに隣接するライブラリーラウンジ「にきたつ」も、この宿の見どころです。コンクリートに木材を埋めた特注のテーブルや、アカセ木工のオシャレな椅子「マスターウォール」が置かれた、オーセンティックなフロアです。ライトアップされた木製の書架には、松山の観光誌や温泉などの書籍の他、松山を舞台にした夏目漱石の「坊ちゃん」や、地元出身の俳人正岡子規などの関連書が並びます。フリードリンクのコーヒーや抹茶ラテを飲みながら、くつろぐことができました。

朝夕の食事は2階のダイニング「たちばな」でいただきます。黒を基調にしたシックな室内は、中央にレーザー加工されたメタルクラフトが吊り下げられ、アクセントになっていました。オープン席ですがテーブル同士は適度な距離が保たれ、他の方の話し声はそれほど気になりませんでした。

食事はタイミングよく運ばれ、器も美しく、素材を活かした料理は大変美味しかったです。お吸い物は繊細な出汁にさりげなく松茸の風味が広がる上品なひと品です。瀬戸内産のお造りの鯛は身が締まり、愛媛らしいやや甘みのある薄口醤油がとてもよく合いました。とりわけ宝荘時代から受け継がれた茶碗蒸しは、柔らかくなめらかで、繊細な味の絶品でした。締めは松山名物の鯛めしです。どの料理も大変美味しく満足度の高い夕食でした。

夜の「御湯」は、ライトアップが見事です。長方形の建物は、北側と東側に木の縦格子を組んだ独特の外観です。それが日暮れと共に、金色に輝く不夜城の如く変身します。建物そのものが道後の観光スポットになるような、素晴らしい光景でした。

朝食は、料理の説明こそほとんどありませんが、木の盆や升にのって品数も多く、楽しみながら食事ができました。2種類のオレンジジュースの飲みくらべは、甘い「清美」と爽やかな酸味の「河内晩柑」で、愛媛らしさが感じられます。地元名産のじゃこ天は魚の風味を強く味わえるひと品です。上品な味付けの出汁巻玉子など、どの料理も美味しくいただきました。ただし手の込んだ料理にくらべ、デザートは朝夕ともフルーツがメインだったので、ひと工夫楽しめるものがほしいと思いました。

宿からは道後温泉本館やお土産物街も近く、観光に便利な場所です。スタッフはみなさん若く丁寧で、広くモダンな客室や、工夫を凝らした朝夕の食事もたいへん満足できました。そのうえ、光り輝く建物や至る所にしつらえられた伝統工芸品を見てまわるのも興味深く、見晴らしの「かぎろひ」、文化の「にきたつ」と、ふたつのラウンジでくつろぐのも贅沢なひと時です。またいつか、必ず再訪したいと思う宿でした。

接客対応

どのスタッフも品のある上質な接客です。案内いただいたスタッフはぎこちなさも感じましたが、丁寧で一生懸命な接客は好感がもてました。

清潔感

2018年5月にグランドオープンしたばかりの館内はどこもキレイで、清掃も全体的に行き届いていました。

客室

一番リーズナブルな和モダンのツインですが、ゆとりがあり、畳スペースでくつろげました。客室露天風呂も温泉で、ベランダからは遠くに松山城を望めます。

食事

朝夕ともにシックなダイニングでいただきます。夕食は食器も美しく、地元食材を活かした巧みな味つけを心ゆくまで楽しみました。品数の多い朝食も美味しかったです。

コスパ

今回はリーズナブルな料金で利用できたうえ、上質感のある館内や美味しい料理、客室露天や丁寧な接客など、コスパがたいへんよかったです。

立地

路面電車の道後温泉駅からは、土産物店が建ち並ぶハイカラ通りを抜け徒歩5分ほどです。途中急な坂道がありますが、道後温泉本館にも近く、観光に便利な場所です。

温泉・スパ

客室露天と大浴場は道後温泉の引き湯で、加水、加温、循環、消毒がされています。道後の街並みや、夕日が沈む松山城を眺めながら入ることができました。

備考・アドバイス

Wi-Fiが利用できます。

客室には、歯ブラシ、ヘアブラシ、カミソリ、コットン、ボディタオル、基礎化粧品が用意され、大浴場もほぼ同じ物を備えていました。

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