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金沢湯涌温泉 古香里庵

〒920-1123 石川県金沢市湯涌町イ68
金沢湯涌温泉 古香里庵
〒920-1123 石川県金沢市湯涌町イ68
TEL: 076-235-1144
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口コミ

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3.7 に投稿 獲得票数:8 投稿者: tanuko222認証済
2019年1月頃に家族旅行で滞在 この口コミに投票する
絶品懐石料理が堪能できる、全室客室露天風呂付きの大人のための小さな宿

金沢の奥座敷「湯桶温泉」に建つ、四室のみの温泉宿です。2018年6月にオープンしたばかりの宿ですが、早くも口コミで評判が高く、ぜひ宿泊してみたいと考えていました。1月の平日に母と二人で宿泊し、一泊二食付きで一室当たり49,680円(税込)でした。

当日は、金沢駅からバスで向かいました。終点「湯桶温泉」バス停で降り、静かな温泉街を1、2分歩くと、風情ある宿が見えてきます。

宿に入ると、着物姿の女将さんと旦那さんが温かく迎えてくださいました。ロビーのソファにご案内いただき、予め氏名等が印刷された宿帳にサインします。ウェルカムドリンクは、珈琲、紅茶、ジュースの他、抹茶や生ビール等も選ぶことができ、お茶菓子は「もりの音」という、小さくてかわいらしい干菓子でした。

こちらの宿は二階建てで、一階と二階に二室ずつ、計四室の客室があり、大浴場や売店などの共用施設はありません。一階のお部屋には庭園付き露天風呂、二階のお部屋には半露天風呂がついており、全てのお部屋で温泉を楽しむことができます。

今回宿泊したのは、一階の「木米」という1~2名用の客室です。四室中一番狭いお部屋ですが、露天風呂含め約50平米の広さがありました。ご案内いただいた際、最初に目についたのは「木米」柄の表札です。九谷焼の伝統柄の一つである「木米」は、前面に赤を施し、五彩で中国風の人物などを描写した様式で、その鮮やかな色彩に思わず見とれてしまいました。

お部屋はブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気で、和洋室、洗面、お手洗い、シャワーブース、露天風呂という間取りでした。和洋室は、畳部分とローベッド部分に分かれており、畳にはテーブルとソファが置いてあります。

飲み物は全てフリーで、ビール、日本酒、ジュースの他、加賀棒茶、珈琲など種類も豊富でした。食器は「山中漆器」の木製のコップが用意されており、細かな部分にまでこだわりを感じました。残念だったのは、冷蔵庫に開封済みのビールが入っていたことです。指摘するとすぐ代わりのものをお持ちいただきましたが、客室のチェックは入念に行っていただきたいと感じました。

石造りの露天風呂は、二人でゆったりと入浴できる程の広さがあります。弱アルカリ性の肌に優しい泉質で、湯あたりせず何度も湯あみを楽しむことができました。柵があるため、それ程開放感はありませんが、目の前の小さな庭には雪が積もり、この時期ならではの風情がありました。シャワーブースに用意されたバスアメニティはPOLAのボトルタイプで、タオルは厚手で上質なものが二枚ずつ用意されていました。

洗面スペースにはPOLAの基礎化粧品のボトルや男性用スタイリングフォーム等の用意があり、アメニティも一通り揃っていました。色浴衣はロビー近くの棚から自由に選ぶことができ、作務衣や足袋は予めお部屋に用意されていました。

食事は二食共、一階の食事処「かどま」の個室(テーブル席)でいただきます。隣の声が聞こえることもありましたが、気になる程ではありませんでした。

「新春の古香里庵 創作懐石」と題された夕食は、新春にふさわしい華やかな内容で、九谷焼や山中漆器をはじめとした美しい器も、料理に彩りを添えていました。加賀野菜や北陸の海の幸など地産地消にこだわった料理が、一品一品運ばれてきます。

特に感銘を受けたのは「鰤大根」で、とろけるように柔らかい大根と脂の乗った鰤、澄んだ出汁のハーモニーが素晴らしく、格別な味わいでした。美しく盛り付けられた甘鯛やカワハギ等の「地魚のしゃぶしゃぶ」は、お刺身で食べたい程に新鮮で、贅沢な一品です。上質な牛肉に雲丹とキャビアを乗せた「牛フィレ肉のロースト」等の創作料理や、地元の「五郎島金時」というサツマイモを使ったデザートも絶品で、大変満足度の高い夕食となりました。

食事の給仕は、女将さんと旦那さんのお二人で担当されていました。まだ不慣れなのか、少々慌ただしく感じることもありましたが、常に笑顔で気持ちの良い接客でした。料理長に直接ご挨拶いただいたり、食べきれなかったご飯をおにぎりにしていただいたりと、細やかなおもてなしも心に残りました。

朝食は「古香里庵三十年の幸せ朝食」と題されています。お尋ねしたところ、宿の創業年である「平成三十年」と「三十年後も皆様の幸せが続きますように」という二つの意味が込められているとのことでした。

メニューの一部は選択制になっており、卵料理は「温泉卵」か「出汁巻き卵」、自家製の干物は「鱈」か「鯖」のどちらかを選ぶ形でした。私は「出汁巻き卵」と「鯖」を選択しましたが、特に干物は塩加減が絶妙で、大変美味しかったです。「特選牛のしゃぶしゃぶ」は、とろけるような上質なお肉で、朝から贅沢な一品でした。全体的にボリュームがありましたが、野菜が多くヘルシーな内容で、無理なく完食することができました。

二日間を通じ、隠れ家のように静かな宿で、心からゆっくりとくつろぐことができました。少々不慣れな接客や冷蔵庫のチェック漏れなど気になる点もありましたが、オーナーご夫妻の人柄の良さで十分カバーされているように感じました。大切な人とゆっくり過ごしたい、大人のための素敵な宿です。

接客対応

オープンして一年未満の宿ということもあり、不慣れな様子も見受けられましたが、常に笑顔で、心が温まるような接客でした。

清潔感

まだ新しい建物なので、老朽化はほとんど見られず、どこも大変綺麗でした。清掃も行き届いていましたが、冷蔵庫にチェック漏れがあったのは残念でした。

客室

落ち着いた色でまとめられた、居心地のよい客室でした。

食事

地元の旬の食材を使った懐石料理は、一品一品手が込んでおり、大変美味しかったです。九谷焼や山中漆器など、器にもこだわりを感じました。

コスパ

豪華な食事をはじめ、露天風呂や客室の設備などを考慮すると、妥当な価格だと感じました。

立地

温泉宿が並ぶ通り沿いにあり、バス停からは徒歩1~2分です。

温泉・スパ

客室露天風呂は二人で入っても余裕がある程の広さがあり、弱アルカリ性の肌に優しい温泉を楽しむことができました。

備考・アドバイス

・その他の客室にも「古九谷」「吉田屋」「赤絵」という九谷焼の伝統柄の名がつけられており、それぞれ素敵なデザインの表札が飾られていました。宿のHPにも掲載されているので、お好きな柄のお部屋を選ぶのも楽しいかと思います。

・客室は全て禁煙です。(一階に小さな喫煙室がありました。)

・宿から徒歩2~3分の所に「総湯 白鷺の湯」その隣に詩人画家・竹久夢二の記念館「金沢湯涌夢二館」があります。

・中学生以下の方は宿泊できないそうです。