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将門のかくし湯 みやこ旅館

〒369-1912 埼玉県秩父市荒川白久77
将門のかくし湯 みやこ旅館
〒369-1912 埼玉県秩父市荒川白久77
TEL: 0494-54-1415
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口コミ

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2.7 に投稿 獲得票数:8 投稿者: たび金魚認証済
2017年8月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
開放感あふれる眺望露天風呂で奥秩父の自然に触れられる宿

秩父鉄道の終点よりひとつ手前の白久駅で降り、徒歩10分ほどのところにある畑と山に囲まれた宿です。8月の平日に2食付き2名30,000円(税サ込)で宿泊しました。

宿に着くと玄関で係りの方が待っていて、すぐに部屋へ案内されましたが、その際手荷物などは持っていただけませんでした。秩父地方には平将門が落ち延びたという伝説があるそうで、ロビー奥に「将門のひめ駕籠」が飾られています。千年前のことなので真偽は別として、見応えがありました。大きな鹿やイノシシの親子の剥製も飾られ、自然豊かな奥秩父の宿を実感します。

案内されたのは1階にある10畳+6畳の角部屋「あじさい」でした。部屋に通されるとお茶を淹れていただいてから、簡単に館内の説明を受けました。記帳は後ほど部屋にある用紙に行い、夕食時に仲居さんにお渡ししました。広い窓から剪定された庭が見え、蝉の声を聴きながらのんびり過ごしました。ただ東側の障子を開けると渡り廊下から室内が丸見えになってしまうのが残念です。建物自体は古いようで、壁や柱の傷など経年劣化はあるものの、目につくところはリフォームされていて、不快な感じはなく、掃除も他の共用部とともに行き届いていました。洗面所とトイレは狭いですが、比較的きれいです。宿泊料金の割には部屋のアメニティは少なく、歯磨きセットとタオルのみで、ヘアブラシもなく、化粧品類や髭剃りは展望風呂にあります。コップも置いていないのでビール用のグラスで代用したほか、使いまわしの固形石鹸が置いてあるのには驚きました。

部屋のガラス戸は木製で、鍵を閉めていても隙間から虫が入って来るようです。備え付けのベープマットは臭いがきついうえ小虫も侵入したため、殺虫剤や虫用のガムテープを常備してほしかったです。夏に山の宿に泊まれば、ある程度虫は覚悟しますが、夜、布団の敷かれた6畳間をムカデが這っていたのは恐怖でした。結局布団を10畳間に移して寝ましたが、虫が気になり寝つけませんでした。

1階の廊下にある共用の洗面所と男女別トイレは古かったですが、よく掃除されていて清潔でした。ハンドソープが常備してあると嬉しかったです。ただ男女別のトイレの入口を入ると、中で一緒になっていたのには驚きました。

この宿はお風呂が自慢です。渡り廊下の先に石造りの重厚な階段と脱衣場があります。シンプルな造りで、備品は一切ありません。暗い脱衣場から外に出ると、一転視界が開けて眺望のいい露天風呂になる演出は素晴らしかったです。お風呂場は荒川の断崖の上にあり、鬱蒼とした山を望めます。洗い場は4か所で、ボディソープとリンスインシャンプーがありました。虫の多い場所なので、湯船に落ちた虫を捕虫網ですくい取ってから入りました。お湯は白久鉱泉という15度ほどの鉱泉で、加温・循環のようでした。塩素臭は気にならず、肌がキュキュッとする湯ざわりでした。川の対岸200メートルほどのところに国道140号線を走る車が見え、距離はずいぶんありますが、女性の方は視線への注意をお勧めします。

他に男女別の内湯の展望風呂があります。男女ともほぼ同じ設計で、壁一面がガラス張りになっている脱衣場とお風呂場は解放感抜群です。特に男湯は朝日が差し込み、気分がいいとのことでした。古い型のナショナルの扇風機が、新品同様に綺麗で驚きました。こちらの脱衣所に基礎化粧品はありますが、ティッシュのないのは不便です。女湯のシャワーは温度調整がうまくできませんでした。とはいえ、眺望のいいゆったりとしたお風呂を思う存分楽しみました。

二箇所あるお風呂場へは、どちらも屋外の渡り廊下を通るのですが、暗くなると明かりに誘われた虫がたくさん飛んでおり、怖くて露天風呂へ行くのは断念しました。ただし露天風呂にたどり着ければ、周囲が開けているせいか虫はほとんどいなかったそうです。なお露天風呂は23時から朝 5時まで入浴不可となります。いっぽう内湯の展望風呂は渡り廊下が短い分、虫がいない時を見計らってなんとか行くことができました。翌朝明るくなると渡り廊下の虫はいなくなっていました。

朝夕ともに部屋食で、夕食は6時からです。仲居さんが3回に分けて温かいものを運んできます。料理の説明はありませんが、聞けば教えていただけました。全体的に薄味で、素材を生かした味付けでした。高級な食材や凝った料理はありませんが、塩焼きのイワナは肉づきがよく、千切りの山芋が添えられた蕎麦もさっぱりとしていました。また、豚バラ鍋は薄口の味噌仕立で野菜の出汁がよく出ていてたいへん気に入りました。特に、台の物の火が一般的なものの2倍以上長く持ち、温かく食べられたのは嬉しかったです。料理に意外性や郷土色があまり感じられなかったので、そうしたものがひと品でもあればよかったと思いました。

食後、器を下げに来た仲居さんが、6畳間に布団を敷いていきました。その際、将門伝説や、12月に行われる秩父夜祭などの話をしてくださいました。夜祭の日は朝食のみのプランで宿泊し、電車で夜祭を観に行くお客さんが多いとのことです。食事のあとでロビーを見物に行った際、従業員の方の声が響いていましたが、フロントの裏に厨房があるため構造上仕方がないかと思われます。

朝食は8時と8時半から選べます。料理は1度に全て運ばれてきましたが、鮭の塩焼きと玉子焼きは冷えていました。特に鮭は肉厚で、脂がのって美味しかったので、温かく食べられなかったのは残念でした。

素晴らしい造りと緑を楽しめるお風呂が、とてもよかったです。宿の周囲は田畑とまばらな民家、そして鬱蒼とした山のみでしたので、何もせずのんびり過ごすのにいいお宿でした。虫の少ない季節であれば、印象はかなり違ったと思います。虫の苦手な方は時期を選ぶことをお勧めします。

接客対応

食事を運んでくる仲居さんは笑顔で気軽にお話をできますが、女将さんは笑顔が少なく気さくな感じはありません。

清潔感

古いお宿ですが、目につくところの清掃はとてもキレイでした。ただし客室や廊下では、虫が頻繁に見られました。

客室

全体的に清掃は行き届いています。部屋のガラスは大きく庭がよく見えます。しかし古い木枠のサッシなので閉めても虫が入ってきます。

食事

高級な食材や料理の独創性はありませんが、素材を生かした薄口の味付けで美味しかったです。

コスパ

料理のレベルやアメニティの少なさ等から考えると、やや割高と感じました。

立地

公共交通機関を使う場合は、電車の本数が少ないので注意が必要です。送迎はなく、宿までは徒歩10分ほどかかります。徒歩で行ける圏内にお店はありません。

温泉・スパ

内風呂は24時間入ることができます。露天風呂の女性時間は18時から22時、朝は5時から7時です。

備考・アドバイス

連泊はできません。

クレジットカードは使用不可です。

送迎はありません。

周りにお店がないので、あらかじめ必要なものは購入してから行くことをお勧めします。

電車で行く場合、秩父鉄道は本数が少ないので注意が必要です。

露天風呂は、1月初旬~3月中ごろまで利用不可となります。