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上高地帝国ホテル

上高地帝国ホテル
〒390-1516 長野県松本市安曇字上高地
TEL: 0263-95-2001
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口コミ

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3.8 に投稿 獲得票数:11 投稿者: korousa認証済
2018年9月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
歴史ある佇まいとホスピタリティーが心に残る山岳リゾートの名門

外貨獲得のための国際観光リゾートホテルとして創業し、今年で85周年を迎えるホテルです。9月中旬の平日「デラックスツインルーム」を2名1室食事無しで約55,000円で予約しました。

最寄りのバス停で降りると、木立の中にホテルの赤屋根が現れます。スイスの山荘ホテルを模して建てられた重厚なロッジは、日本初の山岳リゾートホテルとしての深い歴史を感じさせてくれます。

館内に入るとフロントとラウンジがあります。周辺は石造りのインテリアで、ラウンジには大きなマントルピースが備わっています。使い込まれた山小屋風の内装ですが、クラシカルな風格が漂うロビーです。フロントで受付を行い、スタッフに案内いただいて客室に向かいました。

今回用意していただいた「デラックスツイン」の部屋は3階の「211」というお部屋でした。44平米あり、ツインルームとしては広い方のカテゴリになるかと思います。リビングエリアにゆとりがあり、ベランダもついていて過ごしやすい客室でした。眺望の面では客室の位置があまり良く無く、焼岳方面は見通しが良いものの、穂高方面の眺望は、隣の客室のベランダが張り出しているために、見辛くなっていました。ただ、エレベーターに近いので足の悪い方には便利なお部屋だと思います。少し暑い日でしたが、クーラーがないため、扇風機を利用しました。

こちらの宿には共用のお風呂はありません。部屋のバスルームはトイレとバスタブが一つの部屋にあるタイプです。バスタブの奥行きが広いので気持ち良く利用できました。洗面所の水は湧き水で飲み水として使えます。

デスク上には双眼鏡や星座盤、オルゴールが置かれていました。紅茶やお茶類、インスタントコーヒーは無料で利用できますが、冷蔵庫内のドリンクやドリップコーヒーは有料となります。

バスアメニティはミキモトのミニボトルが人数分あり、男女別の基礎コスメのミニボトルも置かれていました。バスローブやタオルも高品質なものが備えられています。タオル類はターンダウンまでに洗面所のカゴに入れておけば交換してくださる他、連絡すればいつでも取り替え可能でした。

こちらのホテルのダイニングはフレンチのコース料理がいただける「ダイニングルーム」、和食の「あずさ庵」、カジュアルレストランの「アルペンローゼ」があります。アラカルトメニューを2人でシェアしようと、夕食は「アルペンローゼ」を利用しました。前菜、スープ、サラダ、パスタ、メイン料理など、30種ほどの単品料理の中から注文できます。「信州サーモンと海老のマカロニグラタン」(2800円)は濃厚なホワイトソースに大振りのサーモンや海老が載っていて、後を引く美味しさです。「帝国ホテル特製ビーフチシュー(ヌードル添え)」(4200円)は柔らかく煮込まれた牛肉の塊がゴロゴロ入っており、滋味深いソースがヌードルに良く合います。各単品料理のボリュームは多めで、数品頼んでお腹いっぱいになるかと思います。単価は高めですが、帝国ホテルならではの絶品洋食を堪能できました。上高地帝国ホテルといえば、メインダイニングのフレンチが有名ですが、コースを食べきるのに自信がない方や、好きなものを選んで食べたい方はこちらのレストランが便利かと思います。また、アラカルト以外にもコースメニューも用意されており、ニーズに合わせて選ぶことができました。

朝食は、メインダイニングでアメリカンブレックファーストをいただきました。ジュース、卵料理、付け合わせのハム類、パン、飲み物の各お料理を数種の選択肢から選べます。パンに+500円してパンケーキかフレンチトーストを選ぶこともできました。フレンチトーストを選んでみましたが、フランスパンに卵液を浸したもので、外はカリッと中はふわふわでとても好みの味でした。主人が頼んだ「モーニングロール」というパンのセットも美味しかったです。コーヒー・紅茶はお代わり可能で、何度もサーブに来てくださいます。山小屋風の壮麗な空間も見所で、ゆっくりと朝食を楽しめました。

研修中なのか、対応がいま一つの方も僅かにいらっしゃいましたが、大部分のスタッフは素晴らしい対応をしてくださいました。お願い事に迅速な対応をしてくださるのはさすが帝国ホテルです。ベテランの方は、どんな質問をしても完璧な答えを返してくださいますし、接客を楽しまれているのが伝わって来てとても心地良かったです。スタッフとのコミュニケーションの機会が多いほど楽しい滞在ができるかと思います。

17時以降の宿泊者専用時間帯には、いくつかのミニイベントがあります。まず17時から「読書室」にて高級オルゴールの視聴体験があります。15分程度ですが、綺麗な音色を満喫できました。その後17時半からはラウンジ「グリンデルワルト」の暖炉にて「点火式」があります。宿泊当日は気温が高いため行われませんでしたが、薪を並べて火を起こしたあと、上高地帝国ホテルの歴史についてのお話を聞かせてくださるそうです。名物イベントとのことで、興味のある方は是非参加してみてください。

17時半になると、ロビーにて夕食開始の宣言が行われました。女性スタッフが宝塚歌劇を思わせるような張りのある声で発声すると同時に、3つのレストランが開場します。山歩きの服装だった宿泊者が、華やかな服装に着替えてロビーに溢れかえる様子は、このホテルならではの光景ではないでしょうか。宿泊客以外の方も利用する昼間とはうって変わって立ち現れる華麗な瞬間です。

冬季営業が出来ない事情から、24平米の狭いお部屋でも室料のみで3万円以上と、コスパは良くないことは否めません。他の上高地のホテルには備わっている大浴場も無く、食事も都市部の高級ホテルと変わらない高価格となります。しかし、上流階級の人々が山登りや散策で汗を流し、夜には豪華なディナーを楽しむ、そんな古き良き時代のライフスタイルを彷彿とさせる光景が今でも楽しめるのは、このホテルならではの魅力だと思います。宿泊しないと体験できないシーンを目にできて、とても思い出に残りました。山岳リゾートファン憧れの名門、機会があればまたぜひ滞在してみたいホテルです。

接客対応

お願い事の対応が迅速、質問への回答も完璧と、名門ホテルらしい素晴らしい接客でした。

清潔感

歴史あるホテルですが、清掃、メンテナンスとも綺麗になされており、快適に利用できました。

客室

利用した211号室は、「デラックスツイン(44平米)」タイプの客室で、リビングエリアにゆとりがあって快適でしたが、ベランダからの穂高側の眺望は今ひとつでした。

食事

夕食の「アルペンローゼ」は、単価は高いですが絶品の洋食をアラカルトで楽しむことができました。「ダイニングルーム」での朝食も満足感がありました。

コスパ

最安の24平米での客室でも室料のみで3万円~でコスパ的には良くありませんが、名門山岳ホテルならではの楽しさが体験できます。

立地

田代池とバスターミナルの中心に位置し、ホテルすぐ側にバス停もあるので便利です。穂高が望める客室を多く擁します。

備考・アドバイス

上高地は自家用車の乗り入れは禁止です。長野県側の沢渡駐車場地域か、岐阜県側のあかんだな駐車場(平湯温泉)に停車し、シャトルバスへの乗り換えが必要です。

上高地へは路線バス、タクシー等、通行許可のある車両でも、午前5時~午後7時(7月~8月は午前5時~午後8時)の時間帯以外の通行はできないのでご注意ください。

夕食にダイニングルーム、またはあずさ庵を利用する場合は予約が必要ですが、アルペンローゼは予約無しで利用できます。混雑する場合もあるので、レストランに空席があるか連絡してから利用すると良いでしょう。

朝食にあずさ庵を利用する際も予約が必要です。ダイニングルームでの朝食は予約は不要です。

宿泊者専用時間帯(17時~)は、ティールーム「グリンデルワルト」をラウンジとして使用できます。

眺望の悪い部屋の場合でも、2階吹き抜け脇のテラスや「グリンデルワルト」のテラスから眺望を楽しめます。

点火式は気温15度以下の日に開催されます。秋のシーズンは9月中旬以降からとなる場合が多いようです。