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森のスパリゾート 北海道ホテル

〒080-0017 北海道帯広市西七条南19-1
森のスパリゾート 北海道ホテル
〒080-0017 北海道帯広市西七条南19-1
TEL: 0155-21-0001
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口コミ

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3.3 に投稿 獲得票数:10 投稿者: たび金魚認証済
2018年2月頃にカップルで滞在 この口コミに投票する
北の大地を実感する、帯広の格調高い老舗ホテル

帯広駅から徒歩15分ほどの場所にある北海道ホテルは以前滞在したことがあり、是非また泊まりたいと思っていました。外観はもちろん内装や家具も地元十勝産の天然素材を使用した、たいへん美しいホテルです。前身は1899年に開業した北海館で、1994年に北海道ホテルに改称した後、大規模に改築した、北海道を代表する老舗ホテルのひとつです。2月の平日に2名朝食付き12,000円(税サ+入湯税300円込)で宿泊しました。

ホテルの玄関先に到着するとベルデスクのスタッフがすぐに気付き、荷物を運んでくれました。フロントの椅子に腰かけ記帳を済ませ、館内の説明を受けながら部屋へ案内されました。24平米のスタンダードツインを予約しましたが、30平米のスーぺリアツインにアップグレードしてくださいました。

客室は日高ウイングの4階で、スタンダードツインは広い窓から遠く日高山脈を望めます。山脈に沈む夕日を見ることができましたが、西日が強く差し込みます。また翌朝は天気がよかったため、朝日に輝く山々を望むこともできました。だたし4階の客室は山を見る際木立越しになるうえ、近隣の住宅から客室内が見えるため薄いカーテンを引いて過ごしました。眺望やプライバシーを望む方は日高ウイングの6階以上がいいでしょう。

客室の内装や家具は、十勝産の木材を使ったアンティークな雰囲気で、壁や扉のほかテーブルやベッドなど木製部分に四角いタイルがはめ込まれ、デザインのアクセントになっていました。ティーカップやお茶碗はノリタケのプリマデュラで、クローゼットも広かったです。コンセントが少なく携帯電話やカメラなどを充電する際は不便を感じました。客室の改修から年月を経たせいか、窓の下枠の木材は結露による変色が目立ち、テーブルの傷やソファーの色褪せなど経年劣化が気になりました。また、上階の部屋を歩く音も少し気になります。バスルームは洗面とトイレが一緒です。洗面台は狭いですが、バスタブは足を伸ばせるほどの広さがありました。

このホテルの見どころは、名建築の建物です。レストランの手前には、ホテルの歴史や建材の来歴を解説するコーナーがあるほどです。アール・デコ様式の外観には、十勝産の土を焼き上げた2色の煉瓦で、アイヌの伝統模様が描かれています。入口右手の大階段には楢の木が使われ、客室と同じ正方形の意匠が施された凝った造りです。ロビーの奥にあるカフェラウンジでは広い窓から雪に覆われた庭を眺めることができました。中でもチャペルは煉瓦のアーチが重なる芸術的な造りで、昼間と夕刻、夜遅くとではライティングが変わるので、その都度異なる趣に見惚れてしまいました。チャペルの入口に置かれた馬車は、デンマークの職人が制作したもので、挙式で使われることがあるそうです。

大浴場は撮影禁止のため写真はありません。館内はお風呂に行くときのみ浴衣の着用が可能で、脱衣場にタオル類が揃っているので手ぶらで行けます。シャンプー類はポーラのアロマエッセで、女湯の脱衣場にはDHCの基礎化粧品類と綿棒、ヘアゴムが置いてありました。脱衣場には着替えを入れる鍵付きのロッカーと貴重品ロッカーがあって安心でした。化粧品類と洗顔フォームは独特の臭いが気になって利用しませんでした。

内湯は大きな湯船とジャグジーのほかに、サウナと水風呂がありました。露天風呂もありますが、周囲が市街地のため眺望はありません。女湯の露天風呂は夜は暗く足元もデコボコしており注意が必要でした。泉質は弱アルカリ性のナトリウム塩化物炭酸水素塩泉ですが、帯広一帯に湧くモール温泉です。これは植物由来の泥炭層を通って湧き出た温泉で、濃い琥珀色のお湯には枯れ葉の残滓のような腐植物質が舞っています。循環ろ過されているため、モール温泉特有のほのかな甘いオイル臭はありませんが、ぬるぬるした湯触りで、美人の湯として知られています。塩素消毒もされていますが、塩素臭は気になりませんでした。

レストランは和食やお寿司、洋食、鉄板焼きのお店など7店舗と、5月から10月までオープンするガーデンテラスがあります。朝食は1階の「バード・ウォッチ・カフェ」で、日本野鳥の会からミニサンクチュアリとして認定された自然林の庭を見ながら食事ができます。洋食と和食、スープカレーの3種類から選べますが、以前利用した時パンがとても美味しかったので、今回も洋食にしました。トーストやデニッシュは店内で焼かれ、お代わりも自由です。特にリンゴのデニッシュはサクサクでフルーツの風味が豊かでした。玉子料理は、親鶏の餌に北海道産の米を使用しているため白い玉子で驚かされます。ソーセージは肉の旨みを濃く感じました。チーズに添えられた豆のピクルスも、ほのかな酸味で美味しかったです。フリードリンクも用意され、コーヒーマシンには十勝の牛乳をたっぷり使ったホワイトコーヒーを飲むことができます。

朝食の途中、スタッフからリスが来たことをさりげなく告げられました。偶然餌場に近い席だったため、食事を終えるまでリスの姿を楽しむことができました。リスは7時半から8時ぐらいに現れることが多いそうですが、気まぐれに出てこない日もあると聞きました。

スタッフはみなさん品位のある言葉遣いで、丁寧な接客を受けました。いっぽうで会話になるととても親しみやすく、笑顔で受け答えされます。レストランのベテランスタッフも大変気の利く方で、他のスタッフもパンがなくなるとすぐにお代わりを持ってきてくださり、常に気配りされています。

旅行客やビジネスマンをはじめ、常連と思しきご夫婦もいらっしゃいました。難点は帯広駅からやや距離があり、周辺に飲食店の少ないことです。駅周辺にはリーズナブルなビジネスホテルが多々ありますが、北海道ホテルの低価格の客室なら同程度の料金で泊まれるうえ、上質な接客を受けられるのでコスパに優れていると思います。格式のあるホテルですが、肩ひじ張らずカジュアルに利用できる点もよかったです。地元食材を使用した料理をはじめ、十勝産の建材を使った建物や先住民族アイヌの意匠を採り入れた外観など、北の大地を体現したホテルです。帯広周辺に行くのなら、一度は訪ねておきたいホテルだと思います。

接客対応

スタッフはホテルの格式に合った品位が感じられますが、会話が弾むと親しみやすい方々でした。レストランのスタッフも、きめ細かな気配りを感じました。

清潔感

客室は見える範囲でキレイに清掃されていましたが、絨毯の隅にはホコリがありました。窓の下枠は変色が著しく、テーブルには傷が目立ち、一部メンテナンス不足を感じます。

客室

宿泊した30平米のスーペリアツインは木材が多く使われ、四角いタイルがアクセントになったアンティーク調の部屋でした。晴れた日は広い窓から日高山脈を見られます。

食事

館内には和洋食の飲食店が7軒あります。朝食は自然林の庭を眺めながら食事ができるレストランで、洋食のパンやソーセージがとても美味しかったです。

コスパ

接客、食事、客室、建物の美しさなど考えると、コスパは大変いいと思います。

立地

駅から徒歩15分の立地です。近くにコンビニとイオン、マクドナルドがありますが、飲食店は少ないです。積雪期の外出は道が凍って危険なためタクシー利用をお勧めします。

温泉・スパ

大浴場では琥珀色のモール温泉に入れます。循環ろ過ですが、ジャグジーや露天風呂もあり、脱衣所にタオル類が用意してあるので手ぶらで行くことができました。

備考・アドバイス

Wi-Fiが利用できます。ホテルのWi-Fiとは別に、1階と2階フロアはドコモWi-Fiも利用できました。

客室にはLANケーブルが置かれ有線LANの利用が可能です。

帯広駅から徒歩15分ほど、タクシーなら5分ほどです。積雪期は道の除雪が行き届かず凍った歩道も多いため、タクシー利用をお勧めします。

とかち帯広空港のアクセスは、帯広駅周辺のホテルを順次まわる拓殖バスの空港連絡バス(有料)が便利です。

ホテルから帯広駅まで予約不要の無料シャトルバスがあります。ホテル発は、8:30、9:30、10:30の3便です。スタッフからの案内はありませんので、利用される方は事前に確認されたほうがいいと思います。

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