ユーザーIDまたはメールアドレス パスワード
パスワードを忘れた場合はこちら

ホテル・旅館の価格比較・格安予約

大牧温泉観光旅館

〒932-0371 富山県南砺市利賀村大牧44
大牧温泉観光旅館
〒932-0371 富山県南砺市利賀村大牧44
TEL: 0763-82-0363
通報する口コミのタイトル
違反内容
違反内容の詳細
宿らん調査員を大募集
10万円 現金ゲット!

口コミ

この口コミは宿らん調査員が投稿しました。 宿らん調査員とは?
2.8 に投稿 獲得票数:14 投稿者: すしねこ認証済
2018年6月頃に一人で滞在 この口コミに投票する
手付かずの自然に囲まれた船でしか行けない旅情漂う秘境の一軒宿

随分前からテレビ番組や雑誌などで取り上げられ、一度は訪れたいと思っていた旅館です。

小牧ダムから出ている遊覧船に乗り、片道30分ほど掛かります。一般の観光遊覧船を利用するので、往復2,800円(大人)の運賃が必ずかかります。旅館を利用する場合は船を使うため、宿泊客には割引があれば親切だと思いました。

谷間で曲がりくねった庄川を進むと、左手に目的の大牧温泉観光旅館が見えてきます。桟橋が旅館より手前にあるため、行きの船のみに限られますが、旅館の外観を見られるサービスがありました。川側から見られるチャンスは、この一度だけしかありません。

宿に到着すると、一同に並んだ仲居さんの出迎えがあり、すぐに客室へ案内いただきました。平日金曜日に一名で利用し、一泊二食付きで22,000円でした。宿泊したのは「鶯-うぐいす-」という客室で、本間10帖と踏込、トイレがあり、お風呂は付いていません。秘境の宿ながら、トイレはシャワー付き便座と水洗で、安心して利用できました。窓からは緑豊かな木々と庄川が望め、静寂の中に鳥のさえずりと、川のせせらぎだけが響いていました。

アメニティは浴衣やタオル類のほかに、歯ブラシだけの最低限の用意になり、ブラシや化粧品類は大浴場に用意されていました。冷蔵庫の中は汚れが目立ち、衣装棚に長い髪の毛が落ちているなど、清掃に関しては今一つでした。しかし、襖や客室内のメンテナンスは行き届き、使用感はあるものの奇麗でした。ただ、壁がかなり薄く、隣の客室から話し声がはっきりと聞こえます。

大浴場は男女で種類が異なりますが、それぞれ三カ所用意されています。大浴場と露天風呂が各一カ所、女性用中浴場、男性用テラス風呂があります。浴室の造りが異なるものの、男女の入れ替えはありませんでした。大浴場は地下に位置し、大きな窓から切り立つ断崖や水面を眺められ、雨風の心配がない場所から絶景を望めます。男性用露天風呂は、一度建物を出て、裏手の階段を上った斜面にありました。岩造りで風情あふれる露天風呂でしたが、あぶなどの虫が多かったので、入浴は諦めました。一番気に入ったのは、地下にあるテラス風呂で、川辺にせり出した開放的な檜風呂でした。船が到着するとき以外は、人目を気にする必要もなく、心理的開放感もありました。

それぞれの温泉は源泉掛け流しながら、源泉温度が高いために加水され、富山県の条例で消毒が施されています。大、中浴場は15時から翌朝10時まで、それ以外は夜21時まで、翌朝5時から10時までとなっていました。

夕食は18時、朝食は7時半と決まっており、ともに食事処「蘭亭」で用意されます。個室ではありませんが、掘りごたつ式のテーブルに、簡易的な仕切りが備わっていました。そのような設えから、食事中に隣席が気になることはありませんでした。

料理はある程度のものが一度に並べられ、温かいものはその都度運ばれてきました。山あいの旅館なので、川魚や山の幸を楽しみにしていましたが、どちらかといえば海のものが多かったです。富山名物の白えびは、「餡かけシューマイ」や「かき揚げ」で用意されました。これといって心に残る料理はないものの、「黒部の名水ポーク」や「ホタルイカの沖漬け」も並ぶなど、富山らしさを感じさせる夕食でした。朝食は品数も多く、見た目も満足できる内容でした。

仲居さんは、人により所作にばらつきがあるものの、特に嫌な感じはありませんでした。最近は見かけなくなったサービスですが、客室に案内してくれた仲居さんが、部屋でお茶を入れてくださいました。ささやかなことながら、旅館に来たという実感と、旅情を感じられるおもてなしでした。

決してアクセスがよい場所ではないだけに、秘境の旅というものが味わえる旅館でした。非日常を堪能するには、これ以上の場所はなく、夜の窓から見える漆黒の風景も特別なものです。旅館としては、一般的な一昔前の観光旅館を彷彿させますが、食事内容などを考えても値段相応なものでした。サービスはあまり期待できないものの、普段は味わえない旅をするのに、一味も二味も違った旅館です。

接客対応

団体向けの観光旅館を思わせる接客応対でした。特段嫌な感じはないものの、やや雑な面も見られました。男性スタッフは、笑顔のない方が多く、やや暗い雰囲気でした。

清潔感

清掃は丁寧な印象がありません。冷蔵庫の中など、ずいぶんと掃除されずに放置されているように感じます。

客室

川面に向いており、飾り気の少ない客室でした。10帖の広さであれば、二人で利用するにはゆったりとしています。

食事

一般的な観光旅館のような内容ですが、富山の名物などが並びました。なかでも、白えびは二種類の料理で用意されました。

コスパ

宿泊料金は妥当な金額だと思われますが、船代が必ず往復2,800円加算されるのは割高に感じます。

立地

庄川にせり出して建っており、手付かずの自然に囲まれて、秘境感があふれる場所でした。

温泉・スパ

源泉掛け流し(加水・消毒あり)の温泉と、趣向を凝らした各風呂は、とても風情を感じました。

備考・アドバイス

チェックインに間に合う船便は、午後2便のみです(冬季は1便のみ。)
乗り遅れると旅館へたどり着けないので、時間には十分余裕を見た計画が必要です。

公共交通機関はバスがあり、高岡駅から新幹線の新高岡駅を経由し、船着き場である小牧堰堤まで向かいます。

携帯電話は、Docomoは電波が通じましたが、Auは終始圏外でした。
Wi-Fiはロビー付近でのみ使えます。

大牧温泉観光旅館周辺のホテル・旅館