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向瀧外観

【向瀧】温泉・旅館のプロも絶賛!会津藩の湯治場を守り続けて140余年。皇族や野口英世も滞在した日本初の有形文化財旅館。

会津藩の高等武士たちが疲れを癒した湯治場「きつね湯」を受け継ぎ、旅館として日本で初めて有形文化財に登録された明治6年創業の老舗旅館「向瀧(むかいたき)」。今や再現不可能といわれているその貴重な木造建築や歴史ある名湯、江戸時代の武士も食した由緒正しい郷土料理は、数多くの偉人たちをも魅了しています。今回は、そんなロマンあふれる歴史的な名宿「向瀧」をご紹介します。

素晴らしい宿です。このクラスの旅館で値段が2万円いかないなんて奇跡ですよ

出典:気品あふれる老舗旅館/向瀧

大切に受け継がれてきた木造建築

「向瀧」へのアクセスは、東京から電車で約3時間。郡山駅で新幹線からJR磐越西線に乗り換え会津若松駅へ。まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」で約30分、東山温泉下車徒歩2分程。「向瀧」では送迎サービスを行っていませんが、スムーズに到着することができます。東山温泉は市内の中心部から近いにも関わらず、緑豊かな山々と清流が美しい温泉街です。

向瀧外観

出典:宿らん/向瀧

老舗の風格ただよう「向瀧」の外観。写真の左右に写る建物も「向瀧」です。明治初期から昭和9年にかけて、中庭の日本庭園をコの字型に囲むように木造の数寄屋造りの棟が連なって建設されています。

趣のある木造の建物は、想像を大きく上回る素晴らしさで、しばし見とれる程でした。

出典:温かいおもてなしが心に残る、歴史ある登録有形文化財の宿/向瀧

向瀧入口

出典:宿らん/向瀧

向瀧入口

出典:宿らん/向瀧

レトロな雰囲気たっぷりの入口。

向瀧売店

出典:宿らん/向瀧

左側は売店です。漆器や絵ろうそくをはじめとした会津の伝統工芸品から、旅館オリジナルのお酒まで多彩な品ぞろえ。

向瀧廊下

出典:宿らん/向瀧

歴史感じる廊下を歩きながら客室へ向かいます。日本庭園の景観も見事。

部屋に至るまでの廊下から庭園が見渡せる建物の作りは風情一杯ですし、山の斜面を這う様に建てられている建築のユニークさは、現代ではなかなか見かけることのないもので、ワクワクとさせてくれます。また清掃状態も素晴らしく、共用部はどこも綺麗に磨かれており、清々しい気持ちになります。

出典:接客も素晴らしい山の斜面にある中庭を囲む文化財建築が美しい宿/向瀧

向瀧階段

出典:宿らん/向瀧

階段やガラスはていねいに磨かれ、反射するほどピカピカです。この旅館を代々大切に守ってきた真摯な姿勢が伝わってきます。

館内の床は大変美しく磨かれており、宿の方が建物を大事にされている様子をうかがうことができました。

出典:温かいおもてなしが心に残る、歴史ある登録有形文化財の宿/向瀧

向瀧廊下

出典:宿らん/向瀧

障子から射し込む光がやわらかく、数寄屋造りの技巧を実感できます。

向瀧廊下眺望

出典:宿らん/向瀧

こちらは雪化粧した庭園の様子。まるで昔話の世界に入り込んだような幻想的な風景。

大河ドラマのセットみたい!木造数寄屋造りの客室

全24室ある客室は、桜、松、紅葉といった植物の名前がつけられ、一室ごと趣向の異なる造りになっています。四季折々の日本庭園を楽しもうと、訪れるたびに部屋を変えて宿泊されるお客さまも多いのだそう。今回は、山の斜面沿いに位置する「菊の間」、主室(10畳)・次の間(4.5畳)の客室をご紹介します。

向瀧客室2

出典:宿らん/向瀧

こちらは10畳の主室。ほのかに光が射し込む半円形の障子がとても優美。

向瀧客室1

出典:宿らん/向瀧

明るくてとても開放感たっぷり。お部屋でくつろぎながら、ゆったり景観を楽しめます。

向瀧客室3

出典:宿らん/向瀧

広縁もあり、お部屋から直接中庭へ出ることもできます。

向瀧客室

出典:宿らん/向瀧

向瀧客室

出典:宿らん/向瀧

奥の次の間には、豪華絢爛なつい立てが。まるで江戸時代に迷い込んだよう。

向瀧客室

出典:宿らん/向瀧

趣のある鏡台。こちらもとてもピカピカに磨かれています。

向瀧客室

出典:宿らん/向瀧

抹茶と手作り羊かんでひと休み。やさしい甘さでとっても美味。

音が気になる冷蔵庫なし!古き良きサービスと設備

「向瀧」ではあえて設備は最小限に。電子音が響く冷蔵庫や自動販売機などはありません。その代わりにルームサービスを24時間行うという伝統的なおもてなしを続けているのだとか。今でも芸妓文化が残る東山温泉地ならではのサービスです。ただし、あると便利なwi-fiは無料で利用可能、加湿器も用意されています。

向瀧設備

出典:宿らん/向瀧

冷蔵庫はなく、ドリンクは夜中も利用できるルームサービスを利用する形となります。今回はこちらを利用することはありませんでしたが、昔ながらのこの方式が、不便さよりもむしろ古き良き時代の懐かしさを感じさせました。

出典:接客も素晴らしい山の斜面にある中庭を囲む文化財建築が美しい宿/向瀧

向瀧設備2

出典:宿らん/向瀧

お茶セットやポット、グラスなどは一通りそろっています。

向瀧設備

出典:宿らん/向瀧

トイレは現代的な仕様。やっぱりウォシュレット付きは嬉しい。

向瀧設備

出典:宿らん/向瀧

洗面台は小さめ。化粧水などのアメニティは一切ないので忘れずに持っていきましょう。ドライヤーはありませんが、各内場に用意されています。客室にお風呂はありません。

向瀧客室

出典:宿らん/向瀧

歯ブラシとタオル、足袋。

向瀧設備

出典:宿らん/向瀧

浴衣セット。必要なものは最低限用意されているので充分ですね。

会津藩の武士たちもあやかった自家源泉の名湯

「向瀧」には露天風呂はなく、風情あふれる3つの内湯のみ。会津藩の指定保養所を引き継いだ「きつね湯」、広めで開放感のある「さるの湯」、3種の無料「貸切風呂」があります。すべて動力を使用せず自然に湧き出る自家源泉。無味無臭でさらっとした質感の硫酸塩泉は神経痛や疲労回復に効果があります。どの内湯も、お昼前後のメンテナンス時間以外であればいつでも入浴可能です。

向瀧きつね湯

出典:宿らん/向瀧

こちらが会津藩から引き継いだという湯治場「きつね湯」の入口。

向瀧きつね湯

出典:宿らん/向瀧

大理石を削って造られた立派な洗面台。

向瀧きつね湯

出典:宿らん/向瀧

各内湯には、新しいバスタオルが準備されています。洗面台にはヘアブラシ、カミソリ、ドライヤーのみ。

向瀧きつね湯

出典:宿らん/向瀧

シャワーも蛇口もなく、昔ながらの湯治場の雰囲気たっぷり。いままで何人の人がこの湯に浸かったのかと、感慨深い気持ちになりますね。シャンプー類は用意されているのでご安心を。

向瀧きつね湯

出典:宿らん/向瀧

お湯の流れ口には湯の花の結晶がこんもりと付着しています。長い年月を経てできた100%源泉掛け流しの証です。

向瀧さるの湯

出典:宿らん/向瀧

お次は「きつね湯」よりも温度がぬるめの「さるの湯」へ。

向瀧さるの湯

出典:宿らん/向瀧

「きつね湯」と比べると脱衣所が広く、いわゆる大浴場にあたる内湯です。

向瀧さるの湯

出典:宿らん/向瀧

洗面台にはヘアブラシ、カミソリ、ドライヤーのみ。

向瀧さるの湯

出典:宿らん/向瀧

一面ガラス張りで半露天風呂のような開放的な空間です。大理石でできた浴槽も素敵。

向瀧さるの湯

出典:宿らん/向瀧

シャワー付きの洗い場もしっかりあります。

向瀧さるの湯

出典:宿らん/向瀧

シャンプー、コンディショナー、ボディソープも。

向瀧貸切風呂

出典:宿らん/向瀧

最後に階段を下りて無料の貸切風呂へ。予約不要、時間制限なしで利用できます。

向瀧貸切風呂

出典:宿らん/向瀧

3つも貸切風呂があるので、気兼ねなくゆっくりできそうですね。

向瀧貸切風呂

出典:宿らん/向瀧

貸切風呂のひとつ「瓢(ひさご)の湯」。こちらもシンプルな湯治場スタイル。

一切妥協なし!正統派の郷土料理

地元産の有機栽培された農作物を使用した、歴史に基づく由緒正しい郷土料理が評判の「向瀧」。一般的に定番メニューであるお刺身などの海の幸は、郷土料理ではないため「向瀧」では提供していません。朝・夕いずれもお部屋でいただけます。

向瀧夕食

出典:宿らん/向瀧

向瀧夕食

出典:宿らん/向瀧

身体にやさしい郷土料理がずらり。会津の伝統工芸品である、美しい朱色の漆器が料理をさらに引き立てます。

向瀧夕食

出典:宿らん/向瀧

食前酒は旅館オリジナルの甘酒。

向瀧夕食

出典:宿らん/向瀧

「鯛(コイ)の甘煮」は川魚特有のクセがなく、しっかりとした味付け。砂糖をたっぷりと使った「鯛の甘煮」は、盆地の会津藩にとって武士たちの貴重なタンパク源だったそう。ボリュームがあるので、食べきれない場合は真空パックでお持ち帰りできます。

向瀧夕食

出典:宿らん/向瀧

貝の出汁が効いた具だくさんの「こづゆ」は、今でもお祝い事などでは欠かせない地元の人々に愛されている一品。

向瀧夕食

出典:宿らん/向瀧

「ニシンの山椒漬け」は日本酒との相性も抜群。噛むほどに口の中に旨みが広がり、クセになる味わい。

向瀧夕食

出典:宿らん/向瀧

野菜もたっぷり「会津地鶏のあぶり汁」。

向瀧夕食

出典:宿らん/向瀧

やわらかくてジューシーな「福島酵母中のステーキ」。

向瀧夕食

出典:宿らん/向瀧

米どころ会津自慢の「こしひかり」。

向瀧夕食

出典:宿らん/向瀧

デザートは素材をいかした「塩川のラ・フランス」。

会津産にこだわったお料理は、どれも大変美味しく、手の込んだものでした。

出典:温かいおもてなしが心に残る、歴史ある登録有形文化財の宿/向瀧

向瀧朝食

出典:宿らん/向瀧

朝食も郷土料理らしい献立。盆地で雪深い会津では、漬物や煮つけ、乾物などの保存食が多いのだとか。

向瀧朝食

出典:宿らん/向瀧

たくさんの小鉢が嬉しいですね。鍋に入ったたっぷりの「なめこの味噌汁」が朝の身体に染み渡ります。

向瀧朝食

出典:宿らん/向瀧

磐梯山のふもとで育った鱒(マス)を使った珍しい一品「鱒のせいろ蒸し」。

向瀧朝食

出典:宿らん/向瀧

ほのかなそばの香りがたまらない「そば茶プリン」。

歴史が刻まれた「向瀧」の遺産

向瀧外観

出典:宿らん/向瀧

接客については、本当に皆さん素晴らしいおもてなしをしてくださいました。配膳をしてくださった方は、ご飯を沢山食べた事に喜んでくださり、寝床を用意してくださった方は所作が美しく、また、館内で写真を撮影していると、どの従業員の方も「ありがとうございます」と微笑みかけてくださいます。

出典:接客も素晴らしい山の斜面にある中庭を囲む文化財建築が美しい宿/向瀧

江戸中期から存在しているといわれる「向瀧」には、数々の名高い著名人たちが訪れてきました。あの野口英世も大正4年に訪れ「美酒佳肴」(酒も料理もよかった)と書を残し、今では「特別室 はなれの間」に大切に掛けられています。その一室は宮内庁指定棟として皇族の方々をお迎えするために造られたのだとか。現在でも特別室として扱われていますが、一般の方も宿泊可能です。また、「向瀧」の宴会場は隣室も開けると118畳もの広さを有し、季節ごとの掛け軸や調度品が飾られた艶やかな「大広間」。昔の宴会場には欠かせない舞台は、すべて檜材で造られたその名の通り本物の「檜舞台」。良質な会津産の一枚桐が組み込まれた立派な格子状の天井も見所のひとつです。

古き良き日本の旅館文化を体験できる、一度は泊まってみたい名宿「向瀧」。気心知れた友人や家族と地酒を酌み交し、美味しい郷土料理を味わいながら、いろいろな話に花が咲く、何物にも代えがたい贅沢な時間が過ごせそうですね。

驚くような造作に満ちた建物が素晴らしいのは言うまでもありませんが、食事・サービスに昔ながらの良さをきちんと残し、また従業員全員にハイレベルな接客が行き届いていることに驚きました。古き良き和風旅館を体験したい方に是非おすすめの旅館です。

出典:接客も素晴らしい山の斜面にある中庭を囲む文化財建築が美しい宿/向瀧

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